なぜSMBC信託銀行は「取引件数30%アップ」に成功した? 専用アプリ開発の絶大な効果とは
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「利便性向上」に向け専用アプリ検討をはじめた理由
もともとSMBC信託銀行では、顧客との取引の利便性を高めるために、Webブラウザ上で取引ができるPC利用者向けの「プレスティアオンライン」と、スマホ利用者向けの「プレスティアモバイル」という2種類のインターネットバンキングを提供していた。PC版とスマホ版の2つのチャネルを用意していたが、いずれもWebブラウザ上のサービスであることから、どちらを利用する場合も利用者はアクセスするたびにIDとパスワードを入力しなければならない仕様であった。こうした中、ID/パスワードの入力を負担に感じる顧客から「簡単にログインができるようにしてほしい」という声が上がっていたという。
また、これまでのプレスティアオンライン/モバイルの仕様では、ログイン後、顧客が保有する複数口座のうち代表口座の残高のみが表示される仕組みとなっており、そのほか外貨取引用預金や投資信託などの残高を確認するには、その都度別の場所にアクセスしなおす必要があった。画面のUIも、頻繁に使用する外貨取引や振り込みの機能などが使用頻度の低い他機能と同列に並んでいるため、同行としては使い勝手を改善したいという思いがあった。
こうした課題を解決すべく、また他行では既にアプリを導入している中、未だ導入していない点を問題視し、同行はアプリ開発を決断したという。しかし、いくつかのハードルを乗り越える必要があった。SMBC信託銀行 デジタライゼーション推進部 小野塚健氏は、「遵守すべきグループ共通のセキュリティガイドラインがあり、これに対応する必要がありました」と語る。同行はなぜ顧客満足度向上につながるアプリ開発を実現できたのか。
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