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  • 2021/09/19

コカ・コーラやニューヨーク・タイムズも参入するNFT市場、メタバースで真価発揮のワケ

ネコのGIF画像に数千万円、創業者のツイートに数億円の値がつくなど、異常な盛り上がりを見せるNFTの世界。コカ・コーラ、ニューヨーク・タイムズなどの大手企業もNFT利用に乗り出しており、これに続く企業も増えてくることが見込まれる。NFTが盛り上がる理由を探ってみたい。

執筆:Livit 細谷 元

執筆:Livit 細谷 元

バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立ち上げにあたり、ドローンの可能性を模索。ドローンレース・ドバイ世界大会に選手として出場。現在、音楽制作ソフト、3Dソフト、ゲームエンジンを活用した「リアルタイム・プロダクション」の実験的取り組みでVRコンテンツを制作、英語圏の視聴者向けに配信。YouTubeではVR動画単体で再生150万回以上を達成。最近購入したSony a7s3を活用した映像制作も実施中。
http://livit.media/

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異常なまでの盛り上がりを見せるNFT、その真価とは?
(Photo/Getty Images)

盛り上がるNFTの世界

 最近海外メディアで「NFT」という言葉に出くわす頻度が増している。

 NFTとは「Non Fungible Token(代替不可能なトークン)」の頭文字。ブロックチェーン技術を活用し、デジタルアートやコンテンツに代替不可能なトークンを付与するプロセスである。


 デジタルコンテンツは無限にコピーすることができるが、NFTを付与することで任意のコンテンツを唯一無二の存在とし、「オリジナルコンテンツ」として取り引きを可能にするものだ。

 現在その多くはイーサリアム・ブロックチェーンをベースにしているといわれているが、一部では他のブロックチェーンも使われている。

 今、米国を中心にNFTにまつわる話題が急増し、話題が話題を呼ぶメディアハイプ状況となっている。デジタルアート/コンテンツのクリエイターらがオリジナルの画像/動画にNFTを付与し、それをオークションにかけたところ、高額で落札されるといったことが話題となっているのだ。

ネコのGif画像やツイートに高値が付く

 事例の1つとして挙げられるのが「ニャン・キャット(Nyan Cat)」だ。

 ニャン・キャットとは、虹を発しながら宇宙を飛ぶネコのアニメーション。2011年にYouTubeに投稿され、現在までに1億9000万回以上再生されている。このニャン・キャットのオリジナルGIF画像に58万ドル(約6,400万円)という値段が付き話題となったのだ。

 このほか、ツイッターの創業者ジャック・ドーシー氏のツイートに250万ドル(約2億7,600万円)の値がつくなど、NFTの話題には事欠かない状況だ。

 これらのNFTは、いくつかあるマーケットプレイスで取り引きされている。マーケットプレイスに登録しブロックチェーンのウォレットをつくることで誰でも参加ができる。

 CBInsightによる資金調達額で見たマーケットプレイスの規模ランキングでは、Dapper Labsが3億8,600万ドル(約426億円)でトップ。これに、Sorare(5,700万ドル)、OpenSea(2,300万ドル)、Enjin(1,900万ドル)などが続く。ちなみに、上記ニャン・キャットのNFTは、OpenSeaで取り引きされている。

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NFTマーケットプレイスOpenSeaで取り引きされるニャン・キャットのGIF画像
(出典:OpenSeaより)

【次ページ】ニューヨーク・タイムズやコカ・コーラもNFTに参戦

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