建設業の生産性向上は「図面」の変革から、「デジタル化」加速の条件とは?
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平均を大きく下回る建設業の労働生産性、その原因は?
ただし、生産性の低い日本企業の中でも、その平均をさらに大きく下回る業界がある。それが「建設業」だ。次は全産業、製造業、建設業の労働生産性の推移を表したグラフだが、建設業の数値は約20年にわたって“低空飛行”のままだ。
その大きな要因の1つがデジタル化の遅れだ。もちろん、上流の設計段階では、3D CAD、3Dモデルを基盤にして建築や土木プロジェクトの効率化・品質向上を目指すBIM/CIM、VR(Virtual Reality)など、デジタル化が加速している。その結果、PCのパワー不足という新たな問題が起きているのも事実だ。しかし一方で、多くの建築現場ではいまだに紙が使われているのも事実である。
特に問題なのが図面だ。1つのプロジェクトで規模も職種も異なる多くの企業が関わる建設業において、図面はすべての工程で、すべての関係者が参照・活用すべき重要な情報である。ところが、ある企業はPDF、ある企業は紙というように、その参照・活用方法はバラバラなのが現実だ。
その結果、コミュニケーションに多くのムダが発生し、プロジェクトの進捗にも悪影響が出る。この問題を解決しなければ、建設業の生産性が向上することはないといっても、過言ではないだろう。
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・「図面」をめぐる建設業の深刻な課題とその解決策
・デジタル化の進展に伴うもう1つの深刻な課題とは
・建設業の生産性向上に向けた重要な第一歩
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