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設計業務における「生成AI活用術」、CADと連携で生産性「爆上がり」の手法とは

事業の拡大や生き残りのために、業界を問わずDXの推進や生産性の向上が求められる現在。製造業においてもそれは例外ではない。製造業の企業では、設計業務をいかに効率化できるかが生産性の向上に大きな影響を与えるが、そのカギとして注目されているのが生成AIだ。3D CADやCAEなどのデジタル技術と生成AIを組み合わせて生産性を向上させる手法について解説する。

設計業務における生成AI活用「3つ」の方法

 ものづくり企業にとって、事業の中で非常に重要な位置を占める設計業務。その設計業務を効率化することは、生産性の向上やDXの推進に不可欠だ。

 設計業務の改善にはこれまで、3D CADやCAE、ナレッジマネジメントなどのデジタル技術が活用されてきた。

 一方で、これらのデジタル技術活用には大きく次のような問題点がある。

  • 設計の上流側で活用できるデジタル技術がほとんどない
  • 設計は「言葉を使う業務」が案外多く、これまでデジタル技術はほとんど使えなかった
  • コードが使えれば本格的にデジタル技術を活用できるが、多くの設計者はコードの読み書きができない

 こうした問題点を解消する可能性があるとして期待されているのが、現在、社会でも注目されている「生成AI」だ。

 生成AIについて、「3つ」の使い方で設計業務を助けることができると話すのは、田口技術士事務所の代表を務める田口宏之氏である。田口氏は住宅設備機器メーカーのTOTOで設計業務に12年間携わった後独立。田口技術士事務所を立ち上げ、プラスチック製品の設計支援や機械学習による設計支援の研究などに取り組んでいる。

 では生成AIは、具体的にどのように設計業務に活用できるのだろうか。以下で田口氏が「3つ」の活用方法について解説する。

この記事の続き >>

  • ・生成AIが設計業務で果たし得る「ある役割」
    ・マクロ計算も「楽勝」になる手法とは
    ・社内ノウハウ活用も可能になるワケ

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