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  • 2021/03/31 掲載

アイフルの「24時間365日振込融資」開発秘話、成否を分けた銀行APIの使い方とは

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2018年10月、全国の金融機関が利用する全銀システムの稼働時間が24時間に拡大され、24時間365日、銀行間の送金が可能になった。ただし、すべての企業が、即座に対応できたわけではない。消費者・事業者向けローン事業を展開するアイフルも同様だった。同社は、振込融資サービスの24時間365日対応と融資のリアルタイム化を実現するため、新しいシステムの自社開発に着手した。その狙いと経緯について、開発を主導したメンバーに話を聞いた。

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アイフルはどのように開発したのか
(Photo/Getty Images)


全銀システムの24時間365日化に伴って求められた振込融資システムの強化

 アイフルは、個人経営の消費者金融業として1967年に京都で創業された企業である。現在はアイフルグループとしてローン事業、クレジットカード事業、ベンチャーキャピタル事業などを国内・海外で展開しているが、このグループの中核企業がアイフルだ。同社は独立系の消費者金融会社として、消費者・事業者向けローン事業を中心にビジネスを展開している。

 同社の特徴の1つが、ITへの積極的な投資である。2020年6月に同社 代表取締役社長に就任した福田 光秀氏は、“金融機関がITサービスを駆使するのではなく、金融サービスを提供するIT企業”を目指すと宣言し、ITの内製化を推進。新たな部門を設置して、スマホアプリやITサービスを自ら開発できる人材・組織の育成に力を注いでいる。

 こうした中、重要な取り組みとなったのが、振込融資の24時間365日対応だった。グループシステム本部 システム2部 システム開発課 課長 山中 英智氏と同課の松永 直之氏は次のように説明する。

「2018年10月、全国の金融機関が利用する全銀システムの稼働時間が24時間に拡大され、平日の夜間、土日祝日でも銀行間の即時入金が可能になりました。ところが、弊社側のシステムが従来の平日午前8時30分~午後3時30分にしか対応していなかったため、早急の対応が求められていたのです」

 同社の融資サービスで資金を受け取るには、全国に設置された専用ATMやコンビニなどとの提携ATMが用意されており、振込融資チャネル以外では24時間365日の融資に対応している。全銀システムの24時間365日化に伴い、振込融資チャネルでも、顧客が申し込むと、すぐに口座に必要な資金が振り込まれる新たな仕組みが求められていたのである。

 アイフルはたった8カ月で大規模な基盤構築と改修を行い振込融資チャネルの24時間化サービスを実現させた。いったいどのような方法でサービスを作り上げたのだろうか。

この記事の続き >>
・振込の「リアルタイム性」を実現するために必要だったもの
・「銀行APIの仕様」を乗り越える
・次に目指すのは返済の24時間365日対応とリアルタイム化

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