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  • 2024/07/01 掲載

もはや本流の「組込型金融」、地銀が新たなサービスを生み出す戦略とは?

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非金融機関が自社サービスに金融サービスを組み込む組込型金融(エンベデッドファイナンス)の動きが加速している。それに合わせて、金融機能をAPI経由で提供し、組込型金融を担うBaaS(Banking as a Service)のプラットフォームもサービスが増えてきた。一方、こうした動きに乗るのは簡単ではない。それは地方銀行(地銀)も同様だ。置かれた状況も抱える課題も異なる地銀がBaaSを通じて新たなサービスを生み出すためには、何が必要なのだろうか。
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地銀に問われる「組込型金融」戦略
(Photo/Shutterstock.com)

加速するBaaSや組込型金融の動きと地方銀行の現状

 2024年3月、三菱UFJ銀行は資産形成サポートサービス「Money Canvas」のBaaS展開を開始した。この数年3メガバンクは、相次いで通信事業者やフィンテック企業と手を組み、組込型金融を強化する取り組みを発表してきた。みんなの銀行やSBI銀行など新興の金融機関も、自らのエコシステムをBaaSで拡張し、非金融領域とタッグを組む組込型金融の取り組みを加速している。

 こうした金融分野の変革は現在、一般消費者を対象とするB2C事業者の取り組みが先行しているが、この動きはすぐにB2B事業者にも波及するだろう。たとえば、ECサイトのキャッシュレスによる売上を原資にして、それを精算することなく仕入れに活用できる法人カードなど、従来はなかった新しい金融サービスも登場しつつある。

 一方で、こうした潮流に乗るのは簡単ではなく、それは地銀も同様である。一部の銀行は先進的な取り組みを開始しているが、多くは「人材が足りない」「既存事業と競合する」あるいは「社会的な責任があり、簡単には動けない」といった理由から、なかなか一歩を踏み出せていないのも事実だろう。

 しかも、金融を組み込みたい企業、その基盤を担いたい地方銀行は、それぞれ置かれている環境も抱えている課題も異なる。こうした環境下で進むべき方向を見定めて変革を進めるには、何をすればよいのだろうか。

この記事の続き >>

  • ・地銀が目指すべき取り組みと、それを具現化するために必要な環境とは
    ・中長期を見据え、地域の産業構造に目を向けないと続かない理由
    ・鹿児島銀行、北國フィナンシャルホールディングスなどの取り組みとは

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