閉域網神話崩壊、救世主「SASE」を使う4つのメリットと3つの課題
サイバー攻撃の巧妙化によって崩壊した「閉域網神話」
サイバー攻撃の巧妙化により、インターネットとつながっている境界線を防御するだけでは、通用しない時代がやってきたと言えるだろう。しかも、侵入されてしまった場合には、防ぐ手立てがなく、被害が甚大になるケースも増えている。
2022年10月の大阪急性期・総合医療センターのランサムウェア被害は、記憶に新しいだろう。電子カルテの消失により、外来診療や各種検査が停止し、復旧に2カ月半の期間を有する事態となった。被害総額の全貌はまだ明らかではないが、診療制限に伴う逸失利益は数十億円以上、調査・復旧費用は数億円以上と試算されている。
侵入経路は、大阪急性期・総合医療センターのサプライチェーンである、給食事業者のVPNから病院内の閉域網へというルートだった。境界型防御では、サイバー攻撃の脅威に対抗できないとの認識が一般的となり、新たなソリューションが求められるようになった。
そうした背景のもとで登場したのが、SASEである。ここからはSASEの仕組み、移行のメリット、運用方法などを解説しよう。
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・速攻理解!「SASEアーキテクチャー」に移行する4つのメリット
・なぜ難しい? 中堅・中小企業のSASE導入を阻む「3つの課題」
・中堅・中小企業のSASE導入の課題を解消するシンプルな環境とは
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