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  • 2024/07/30 掲載

三井住友海上グループに見る「システム統合の壁」克服法、なぜ「共通基盤」が重要?

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企業の事業活動を下支えする業務システム。デジタル化が進み、企業文化とより密接に結び付くようになり、組織体制が変わればITシステムにも呼応した変化が求められるようになった。組織の変化に伴うシステム統合の際、IT部門はどんな「壁」に直面しがちなのか。そしてその壁を乗り越えるにはどうすればよいのか。再編が繰り返されてきた金融・保険業界での三井住友海上グループの事例を解説する。
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システム統合で直面しがちな「壁」とは
(Photo/Shutterstock.com)

MS&ADシステムズ「システム統合」の苦労とは

 三井住友海上保険とあいおいニッセイ同和損害保険を中心に、5つの国内保険会社と8社の関連事業会社で構成されているMS&ADインシュアランス グループ。同グループをシステム面で支えるのが、MS&ADシステムズだ。

 現在同社は、グループ内の主要な保険会社の業務を受託し、契約管理システムや事故受け付け・保険金支払いシステム、代理店支援システム、営業支援システムなどの企画から設計、開発・運用を担っている。

 そんなMS&ADシステムズの基盤運用本部を2年ほど前からリードするのが、同社執行役員 基盤運用本部長である西川佳織氏だ。西川氏は、日本最大級の損害保険会社グループ全体のシステム基盤部門のトップとして、従業員やベンダーとともにキャリアを積んできた。

 幾度となく再編されてきた金融・保険業界は、特にミスが許されない重要システムを多く抱える。各社のIT部門は再編のたびに対応の前線に立ってきたが、西川氏もそうした中でキャリアを築いてきた1人だ。

 業務を支えるITシステムは企業文化と密接に結び付いている。そのため、組織体制が変化すれば、ITシステムもそれに呼応した変化を求められる。保険業界における巨大グループ企業の再編による事業統合を支えてきた西川氏は全社的なシステム統合を3回経験し、IT部門のたたき上げとして事業環境の変化とシステム対応の苦労を味わってきた。

 以降では、西川氏がこれまで経験してきた、システム運用における属人化の解消やプロセスの標準化をはじめとしてシステム統合時に直面した「ある課題」について解説。MS&ADシステムズを支えるシステム基盤についても紹介する。

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