迫る量子コンピュータ時代の衝撃に備える
【暗号技術の転換期が到来】
概要
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
[重点講義内容]
Ⅰ.量子時代における暗号通信の課題と国際的な取り組み
日本総合研究所 セキュリティ統括部
シニアエキスパート
長田 繁幸(おさだ しげゆき) 氏
14:00~15:00
近年、量子コンピュータの研究開発が加速し、従来の暗号技術を脅かす存在として注目を集めています。本講演では、量子計算の破壊的な可能性と、それに対抗する耐量子計算機暗号(PQC)の最新動向を概説します。また、企業や組織が将来の量子社会に備えるためのセキュリティ対策や具体的な導入のポイント、日本企業の課題とチャンスについても解説し、今後求められる実務面の視点を提示します。
1.量子コンピュータの発展と既存暗号技術の危殆化
2.耐量子計算機暗号(PQC)の国際的な標準化動向
3.企業が取るべきセキュリティ対策と実装のポイント
4.日本企業の立ち位置と今後の展望
5.質疑応答/名刺交換
Ⅱ.NTTコムが取り組むQuantum-safeなシステムの実証
NTTコミュニケーションズ
技術戦略部門/IOWN推進室
主査
森岡 康高(もりおか やすたか) 氏
15:10~16:10
2030年頃に実用的な量子コンピュータが登場すると予想されており、それに伴い既存の暗号技術による通信が解読される可能性が懸念となっている。アメリカのNISTを中心に、世界各地で量子コンピュータでも解読困難な次世代暗号への移行が課題となっており、日本では2024年7月から金融庁でも次世代暗号への移行に関する検討会が開始された。
NTTコムは、プライバシーを保護したままデータを処理するIOWN PETsの技術要素である耐量子セキュアトランスポートとNTT Com特許技術を活用し、鍵供給まで含めたシステム全体において量子コンピュータでも解読出来ない暗号通信に関する実証実験に成功しました。
本講演では、この取り組みの概要と今後の方向性について解説します。
1.Quantum-safeに関する動向
2.IOWN PETsの概要
3.耐量子セキュアトランスポートについて
4.NTT Com特許技術を活用した量子コンピュータでも
解読出来ないQuantum-safeなシステムの実証実験について
5.今後の展開やビジネスの方向性について
6.質疑応答/名刺交換
エリア
東京都
会場名
紀尾井フォーラム
主催者
新社会システム総合研究所
種別
有料セミナー
ジャンル
IT戦略