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2017年07月10日

ソラコム、ソニーの「コイン電池1つで100km通信が可能」なLPWA用いた実証実験を開始

IoT向けの通信プラットフォームを提供するソラコムは、都内で開催中の同社のイベント「Discovery 2017」で、ソニーが開発した低消費電力広域ネットワークを用いた実証実験、およびスカパーJSATの衛星通信を用いたIoT広域通信ネットワークの実証実験の実施を発表しました。

執筆:Publickey 新野淳一

 IoTデバイスの通信は音声通話などと違って、一日数回の位置情報のやりとりなど、小さなデータを低頻度でやりとりするケースが多いと想定されています。

 そうしたIoTデバイスの通信に合わせて最近注目されているのがLow Power Wide Area(LPWA)通信です。LPWAは一般に、無線を使って数キロメートルの距離をカバーし、しかも低消費電力のため乾電池などの電源を用いて数年間稼働するといった特徴を備えています。

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 ソラコムは今年2月に、このLPWAの代表的な実装のひとつLoRaWAN通信サービスの開始を発表しています。

ボタン電池で100キロ以上の通信が可能なソニーのLPWA

 このLPWAの分野で、4月にはソニーが同社独自のLPWAの実装を発表しました

 同社による通信実験では、山の上や海上など障害物が無い場合には100キロメートル以上の遠距離通信に成功したほか、時速100キロの高速移動中でも安定的に通信できることを確認したとのこと。

 また、1日1回の位置データ送信の場合、コイン電池1個(CR2477相当)で10年間の動作が可能であることを確認したことも明らかにしており、今後さらなる低消費電力化に取り組むとしています。

 ソラコムはこのソニーが開発したLPWAを用いたSORACOMプラットフォームにおける実証実験を開始したことを発表しました。

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 例えば自動運転中の自動車やドローンなど、高速で移動するモノの情報把握などの実現が期待されています。

 またソラコムはLPWAに特化した、フランスの通信事業者であるSigfoxがグローバルに展開する通信サービスに関しても対応することを明らかにしました

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 Sigfoxは日本では京セラコミュニケーションシステムがLPWAネットワークを構築運用しており、ソラコムは同社のSigfoxパートナーになります。

スカパーJSATの衛星経由で山間部でも利用可能に

 またソラコムは、スカパーJSATの通信衛星を経由してIoTデバイスと通信を行う実証実験の実施も発表しました。

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 これにより、山間部などセルラーネットワークが届いていないような山間部などでも、衛星通信向けの75cm可般アンテナを用いることでIoTデバイスとの通信を実現し、SORACOMプラットフォームで利用することができたとのことです。

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

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