• 2010/05/17 掲載

NEC、病理医の診断をサポートする「病理画像診断支援システムe-Pathologist」を実用化

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NECは17日、臨床検査センター国内最大手であるエスアールエルと「病理画像診断支援システムe-Pathologist」の実用化に成功したと発表した。
 日本電気(以下、NEC)は、臨床検査センター国内最大手であるエスアールエル(以下、SRL)と「病理画像診断支援システムe-Pathologist」の実用化に成功したと発表した。同システムは、デジタルスキャナを用いてデジタル化された病理組織画像中の組織および細胞の特徴から、がんと思われる領域の自動抽出、治療法選択のための免疫染色画像の特徴量計測などを高精度・高速に行うもの。

 NECとSRLは、2009年4月より、日本人に最も多い胃がんの生体組織検査に対応した病理診断支援システムの実証実験を行っていた。SRLは同社の羽村ラボラトリーに同システムを設置し、病院などの医療機関からの依頼に基づいて病理医・検査技師をサポートする形で病理検査での新運用を開始するという。

 同システムの概要は以下の通り。

1. 病理画像診断支援システムe-Pathologistの構成
  * 本システムは、画像データを管理する病理画像管理サブシステムと病理画像を解析する病理画像解析サブシステムの2つのサブシステムから構成されている。
  * 病理画像管理サブシステムは、バーコード付き病理スライドから画像取得装置(デジタルスキャナ)によりデジタル化された画像の蓄積・管理、病理画像解析サブシステムの実行管理、ラボの病理ワークフローに基づくバッチ処理の運用管理、解析結果の表示・レポート作成などを行う。
  * 病理画像解析サブシステムは、胃、乳腺、前立腺などの組織種毎に、それらの画像解析を行い、がん部位抽出などを行う。

2. システムの特長
  * 病理医の判断プロセスを模したヒューリスティックと、機械学習技術の組み合わせにより、高い認識精度を実現する。
  * 低倍率での構造解析と、高倍率での細胞核評価などの組み合わせによるがん部位抽出が可能。

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