記事 人材管理・育成・HRM 熱意だけでは動かせない…ユニクロがスタッフ数十万人を一気に変えた「仕組み」の力 熱意だけでは動かせない…ユニクロがスタッフ数十万人を一気に変えた「仕組み」の力 2024/12/21 2 数十万人に及ぶ世界中の店舗スタッフが一斉に変革したユニクロ。数十人を変えることさえ難しいにも関わらず、ひとりひとりに経営者マインドを持たせる「究極の個店経営」は、どのようにして伝わったのか。元ファーストリテイリングの執行役員で、『ユニクロの仕組み化』を上梓した宇佐美氏が解説する。
記事 暗号資産・仮想通貨 バブルか実需か? 10万ドルを超えたビットコイン価格はさらに上がるのか? バブルか実需か? 10万ドルを超えたビットコイン価格はさらに上がるのか? 2024/12/21 1 ビットコイン価格が初の10万ドルの大台を超えるなど、ビットコイン市場が活況を呈している。規制緩和を打ち出したトランプ氏の大統領返り咲きが主要因だが、この先、仮想通貨(暗号資産)市場はどうなるのだろうか。
記事 ロボティクス どんどん増える「清掃ロボ」、アイリスオーヤマ・森ビル・日建設計が導く現場改革 どんどん増える「清掃ロボ」、アイリスオーヤマ・森ビル・日建設計が導く現場改革 2024/12/20 8 止まらない人手不足と省人化ニーズを背景に、サービスロボットの導入が本格的に進み始めている。配膳ロボットの次に期待される分野は「清掃」だ。ロボットは万能機械ではなく、人と協働する道具である。そのため、道具を有効活用するには既存業務を分析し、ロボットをどのように組み込めば限られた人材を有効に再配分できるのかを考える必要がある。この目的を達成するための環境整備や共通規格の作成も進んでいる。すでに1万台の清掃ロボットを現場に導入したアイリスオーヤマ、ロボット活用に以前から積極的な森ビル、ロボットの活用がしやすいビルノウハウの蓄積を目指す日建設計など、各社の試みから今後の展望を探る。
記事 決済・キャッシュレス 信用情報を提供する「クレジット・ガイダンス」って? 内外事例と普及の6条件 信用情報を提供する「クレジット・ガイダンス」って? 内外事例と普及の6条件 2024/12/20 13 信用情報機関のシー・アイ・シー(CIC)は、加盟企業と消費者向けに、信用情報を分析して算出した指数(スコア)とその理由を説明する「クレジット・ガイダンス」を2024年11月28日から提供している。これにより、信用状態を表す指標(スコア)を、3桁の数値でわかりやすく確認できるほか、指数の算出に際し、特に影響を与えた理由を最大4つまで確認できるようになった。ここでは、信用情報の基本概念を説明するとともに、内外の状況をみつつ、新たな動きについて解説する。
記事 AI・生成AI 【実践】生成AIリテラシーを爆増させる「大学の宿題」が面白い、社員教育にも絶大効果 【実践】生成AIリテラシーを爆増させる「大学の宿題」が面白い、社員教育にも絶大効果 2024/12/20 15 急速に普及している生成AIのリテラシーを高めてもらうため、ユニークな課題を学生に課している大学がある。それが、お茶の水女子大学の伊藤 貴之教授が出している「生成AIが作成した不完全な回答を修正し、適切な内容にする」という課題だ。同様の課題を企業の社員教育に適用すれば、「むしろより大きい効果を発揮するのでは」と同氏は考えているという。そこで今回、伊藤氏に課題の概要や効果、社員教育に適用する際の留意点などについて話を聞いた。
記事 自動車・モビリティ 好調スズキ「1人勝ち」の理由とは?トヨタ・日産が低迷でも関係なし…強さの秘密とは 好調スズキ「1人勝ち」の理由とは?トヨタ・日産が低迷でも関係なし…強さの秘密とは 2024/12/19 10 2024年の終わりも見えた11月、自動車メーカー各社から第2四半期決算が発表され、2025年3月期見通しの修正も行われました。それらの内容を見ると、9000人のリストラを明らかにした日産を筆頭に、販売台数の下方修正など、どれもパッとしないものばかり。王者トヨタでさえ、販売台数の見通しを前年よりも落とすという状況にあります。そうした中で、絶好調なのがスズキです。本記事では、「スズキ1人勝ち」の理由に迫ります。
記事 生命保険 明治安田生命の中計が大転換、「生命保険会社の役割を超える」ワケ 明治安田生命の中計が大転換、「生命保険会社の役割を超える」ワケ 2024/12/19 13 明治安田生命の2024~2026年の中期経営計画では「生命保険会社の役割を超える」を掲げ、保障やアフターフォローを基軸としつつ、「ヘルスケア・QOLの向上」と「地域活性化」の2大プロジェクトに注力する方針を示している。明治安田生命から「明治安田」へのブランド通称変更も含め、生命保険の枠を超えた事業展開を目指すというが、具体的にはどんな戦略を立てているのか?矢野経済研究所 ICT・金融ユニット 主任研究員 山口 泰裕氏が同社の 中期経営計画を読み解く。
記事 AI・生成AI 「AIの父」すら警鐘…「AIリスク」問題はなぜそんなに重要?軽視しては絶対ダメなワケ 「AIの父」すら警鐘…「AIリスク」問題はなぜそんなに重要?軽視しては絶対ダメなワケ 2024/12/19 15 AIの急速な発展に伴い、AIのガバナンス強化が世界で議論されています。2024年のノーベル物理学賞を受賞した「AIの父」ジェフリー・ヒントン氏は、「AIの脅威」を指摘する1人です。現在カナダのトロント大学の名誉教授であるヒントン氏は、「AIの危険性について自由に発言するため」当時在籍していたグーグルを退職しています。「AIの父」も警鐘するAIのリスクとは何か、それに対して企業は何をすべきか、AIガバナンスに詳しい、PwCコンサルティングの橋本哲哉氏が解説します。
記事 ASM・CTEM・脆弱性診断・レッドチーム CTEM(継続的脅威エクスポージャー管理)を基礎からわかりやすく解説 ASMとの違いとは CTEM(継続的脅威エクスポージャー管理)を基礎からわかりやすく解説 ASMとの違いとは 2024/12/18 14 CTEM(Continuous Threat Exposure Management:シーテム)とは、ガートナー社が2022年に提唱した言葉で、サイバー攻撃の対象となりうるIT資産が受ける脅威に対処するためのプログラム(手法、プロセス、フレームワーク)のこと。クラウドサービスやリモートワーク、IoTデバイスの普及が進み、組織や企業のIT資産は社内外のネットワーク上で広範囲に分散している。そうした中、CTEMは変化する脅威環境に合わせて継続的に脅威を見つけて改善していくための有効な手段として注目されている。本記事では、CTEMを基礎から解説するとともに、実装のための5つのプロセス、導入にあたっての注意点、ASM(アタックサーフェスマネジメント)との違いなどを解説する。
記事 半導体 東京エレクトロンデバイス社長が解説、半導体ブームの裏で起きてる“シビアな争い” 東京エレクトロンデバイス社長が解説、半導体ブームの裏で起きてる“シビアな争い” 2024/12/18 22 東京エレクトロンデバイスは、半導体製造装置で知られる東京エレクトロンの電子部品営業部門が分離・独立してできた技術商社である。現在、東京エレクトロンが同社株式の33.82%を持っているが、経営は完全に独立した会社として活動している。そんな東京エレクトロンデバイスは、ここ数年、中期経営計画「VISION 2025」の数値目標を前倒しで達成するなど、業績好調だ。しかし、この勢いは続くのだろうか。同社 代表取締役社長・CEOの徳重敦之氏に、市場の見通しや今後のビジネス展開について話を聞いた。
記事 金融AI 金融機関を圧倒する「犯罪者のAI活用」がヤバすぎる、不正送金「年462兆円」の惨状 金融機関を圧倒する「犯罪者のAI活用」がヤバすぎる、不正送金「年462兆円」の惨状 2024/12/18 12 金融業界において、詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)、サイバー攻撃など、多くの脅威がはびこっている。そうした脅威に対し業界内では、AIを使って撃退する動きが広まっている。ところが、犯罪グループ側もまた、AIを使って詐欺や攻撃の能力を向上させている事実もある。「金融業のAI」と「犯罪者のAI」、この攻防はいまどちらが優位なのか。また金融業がなすべき対策とは何か、解説する。
記事 リーダーシップ ダメな中堅社員がよく口にする「あの言葉」、若手と呼ばれなくなる前に習得すべき6点 ダメな中堅社員がよく口にする「あの言葉」、若手と呼ばれなくなる前に習得すべき6点 2024/12/18 22 何歳まで、あるいは何年目までを「若手」と呼ぶかは業界や企業によって異なりますが、一般的に30代に入ると、若手というより「中堅」社員として扱われるようになります。そのぶん会社の期待も大きくなるでしょうが、これまで通りの働き方をしているようではダメです。組織コンサルタントの筆者が、「中堅社員が絶対に身に付けておくべきこと」を解説します。
記事 EV(電気自動車) 軽商用EVに見るホンダの「超本気」EVシフト、三菱商事との協業に潜む「狙い」とは 軽商用EVに見るホンダの「超本気」EVシフト、三菱商事との協業に潜む「狙い」とは 2024/12/17 10 本田技研工業(以下、ホンダ)から今年10月、軽商用EV(電気自動車)の「N-VANe:(エヌバン イー)」が発売された。2040年に新車販売におけるEVとFCV(燃料電池車)比率を100%にすることを掲げて以降、ホンダとして初の商用EVとなる同車種を詳しく見ていくと、ホンダのEVシフトに対する「本気度」が見えてくる。同車種の特徴や性能に加え、EV関連事業での三菱商事との新会社設立の背景についても、モータージャーナリストの御堀直嗣氏が解説する。
記事 キャリア形成 「役職定年制廃止」は“加速”と断言する理由、シニアが「失うもの」とは 「役職定年制廃止」は“加速”と断言する理由、シニアが「失うもの」とは 2024/12/17 13 役職定年制度を廃止する企業が増えている。それは、2024年9月に厚生労働省が発表した「高齢者の活躍に取り組む企業の事例」からも明らかだ。少子高齢化や雇用流動化といった社会の大きな流れの中で、役職定年制はどのような未来を迎えるのか。シニア転職支援に取り組む著者が、支援の中で見聞きした事例を基に、役職定年の実情と今後を探る。
記事 AI・生成AI RAG(検索拡張生成)とは何かをわかりやすく解説、LLMとどう併用?安野氏の活用例とは RAG(検索拡張生成)とは何かをわかりやすく解説、LLMとどう併用?安野氏の活用例とは 2024/12/17 13 近年、生成AI分野で注目を集めている新技術「RAG(検索拡張生成:ラグ)」。従来のAIのように学習データだけに頼らず、外部情報を組み合わせて回答を生成できるため、ビジネスでの活用が期待されている。RAGの仕組みやメリット、ビジネスにおける活用例について、起業家・AIエンジニアの安野 貴博氏の解説と合わせて紹介する。
記事 AI・生成AI GraphRAGとは何かを解説、従来型RAGとの違いは?活用手順もイチから紹介 GraphRAGとは何かを解説、従来型RAGとの違いは?活用手順もイチから紹介 2024/12/16 14 生成AIが誤った回答を生成する「ハルシネーション」を防ぐ技術として注目されているRAG(Retrieval Augmented Generation)だが、完全に誤った回答を防ぐには至っていない。そうした中で現在、RAGよりもさらに正確で文脈に即した回答を可能にする「GraphRAG」に期待が集まっている。「グラフデータベース」と呼ばれる技術を活用し、従来型のRAGより正確性が50%以上増加するとのテスト結果もあるGraphRAGの特徴について、グラフデータベースの代表的サービスであるNeo4jを用いた実際の活用方法と併せて詳しく解説する。
記事 人材管理・育成・HRM 学ばない日本の大人…でも結局「何を勉強」すべき? グーグルら求める「5スキル」など 学ばない日本の大人…でも結局「何を勉強」すべき? グーグルら求める「5スキル」など 2024/12/16 28 リスキリングの重要性が叫ばれる中、過去の本連載では日本人は大人になると勉強をしなくなる傾向にあると指摘した。ただ実際にリスキリングをすることになっても、「何を勉強したら良いのか」を正しく知ることが最も難しい。具体的にどのような知識・技能を学んだら良いのか。グーグルら米国企業が求めるスキルなどと併せて紹介する。
記事 Office、文書管理・検索 アクセンチュア流「Copilot×Word」活用術、タイパ抜群の文書作成方法とは? アクセンチュア流「Copilot×Word」活用術、タイパ抜群の文書作成方法とは? 2024/12/16 12 今回はWordでのCopilot活用シーンとポイントについて紹介する。Wordはビジネスシーンで広く利用される文書作成ツールであり、その用途は議事録や契約書の作成など幅広い。Wordはほとんどが自然言語でやり取りされるため、Copilotとの相性が非常に良い。Wordを使う主要なシーンのほぼすべてでCopilotを活用することができる。
記事 キャリア形成 レジェンド武豊に学ぶ、なぜ小さな仕事でも「全集中」で取り組むべきか レジェンド武豊に学ぶ、なぜ小さな仕事でも「全集中」で取り組むべきか 2024/12/15 10 元NHKアナウンサー 草野 仁(くさの・ひとし)さんは「小さな仕事にも全神経を集中してやり遂げる」重要性を説く。その小さな積み重ねが、大きな成功を導くからだ。その事実を象徴するのが、日本競馬界のレジェンド、武豊さんの歩みだという。デビュー1年目で69勝を達成し、G1での初勝利を挙げた彼の裏には、毎朝2時から始まる馬の世話や調教、そして自己鍛錬という地道な努力があった。それは「細かい仕事もやり遂げるのは当然」と言い切る覚悟から成り立つという──。
記事 リーダーシップ ユニクロの柳井氏も危機感、世界的な大企業もハマる「成功の復讐」というワナ ユニクロの柳井氏も危機感、世界的な大企業もハマる「成功の復讐」というワナ 2024/12/14 19 「CHANGE OR DIE」──2011年元旦、ユニクロ創業者の柳井正氏が全社員に放った言葉である。それは、柳井氏の“大企業病”への危機感から発せられたものだったという。日本企業だけでなく、GMやモトローラのような世界的な大企業もハマってしまう病「成功の復讐」とは何か。元ファーストリテイリングの執行役員で、『ユニクロの仕組み化』を上梓した宇佐美氏が解説する。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 トランプ&マスクの「厄介すぎる」コンビ、日本企業が直面する3つの大きな「壁」とは トランプ&マスクの「厄介すぎる」コンビ、日本企業が直面する3つの大きな「壁」とは 2024/12/13 18 トランプ氏が大統領に返り咲き、実業家イーロン・マスク氏を抜擢したことで、世界のビジネス界に激震が走っている。中でも日本の製造業は米国市場を主戦場としており、場合によっては深刻な打撃を被るだろう。トランプ&マスクが日本にもたらす影響について探る。
記事 環境対応・省エネ・GX わかってる人少ない…「富士山の環境破壊」の超重要論点、山梨県の解決案は何がダメ? わかってる人少ない…「富士山の環境破壊」の超重要論点、山梨県の解決案は何がダメ? 2024/12/13 12 近年、リニア中央新幹線や神宮外苑の再開発など、民間プロジェクトが「環境」をめぐり行政や環境団体、住民運動と衝突する事例が増えている。地球環境や住環境、自然は重要な価値を持つが、開発を行う以上、何らかの形で自然にダメージを与えることは避けられない。開発を行う企業・組織も、経済合理性を重視しつつ地球環境にも配慮しているはずだ。こうした経済発展と環境保全という相反する問題をどう解決するべきか。今回はその一例を考えてみたい。
記事 株式・債券市場・資金調達 「最強の投資家」バフェットが最近買った2銘柄、なぜ今買うべき「ではない」のか? 「最強の投資家」バフェットが最近買った2銘柄、なぜ今買うべき「ではない」のか? 2024/12/13 21 「史上最強の投資家」「投資の神様」などと称される著名投資家ウォーレン・バフェット氏の売買銘柄は世界中から注目されています。ですが、必ずしもバフェット氏が購入した銘柄を今買うのが正解というわけではありません。バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが最近購入した2銘柄が、現時点では魅力に欠ける理由を解説します。
記事 RPA・ローコード・ノーコード 生成AIはローコード開発の「敵か味方か」問題、活用「3つの利点」をガートナー解説 生成AIはローコード開発の「敵か味方か」問題、活用「3つの利点」をガートナー解説 2024/12/13 7 現在、次々と登場している生成AI関連のツール・サービスだが、それはシステム開発分野においても例外ではない。特に、ローコード・アプリケーション・プラットフォーム(LCAP)では、開発者/ユーザー・エクスペリエンスやプロセスの改善を目的に、生成AIが搭されるケースが多くなっている。生成AIの存在は、LCAPを強化する強力な「味方」となるのか、それとも、ローコードの役割自体をいずれ代替してしまう「敵」となるのか。ガートナーのカイル・デイヴィス氏が解説する。
記事 AI・生成AI Copilot最新アップデートまとめ、エージェントで生産性「爆上がり」のワケ Copilot最新アップデートまとめ、エージェントで生産性「爆上がり」のワケ 2024/12/12 18 11月後半に開催されたMicrosoft Ignite 2024では、数々の新製品や新サービス、新技術が発表されました。今年の主要テーマは、Copilotおよび生成AI技術に関するもので、Microsoft 365 Copilotに関しても数多くの新機能や最新情報が公開されました。本稿では、発表されたもののうち、筆者が注目しているものをピックアップして紹介します。
記事 生産・製造管理 「値引き常態化」iPhoneの中国不振がいよいよヤバい、売れない「本当の理由」 「値引き常態化」iPhoneの中国不振がいよいよヤバい、売れない「本当の理由」 2024/12/12 30 iPhone 16シリーズが中国市場で苦戦している。不調と言われたiPhone 15シリーズの販売台数をも割り込みそうな情勢だ。アップルはグローバル企業のブランド価値評価ランキング「Best Global Brands」で12年連続1位を獲得するなど、確固たる「ブランド力」で地位を築いてきたが、中国市場では今や値引きが常態化している。中国でiPhoneが選ばれない理由を探ると、アップルにとって深刻な「2つの後れ」が見えてきた。
記事 金融政策・インフレ 日銀政策金利「まさかの」2%到達が「現実味」を帯びている3つの理由 日銀政策金利「まさかの」2%到達が「現実味」を帯びている3つの理由 2024/12/12 9 2025年度には成長ドライバーとなる個人消費の底堅さが予測され、賃金上昇が続く現状では、日銀がさらなる金融引き締めに動くシナリオも現実味を帯びてきた。市場関係者の予想を超える利上げペースが実現する場合、政策金利は2%に達する可能性もある。本稿では、第一生命経済研究所 経済調査部 主席エコノミスト 藤代 宏一氏が日銀の利上げが家計や企業、そして日本経済全体に与える影響を多角的に分析した。
記事 AI・生成AI 生成AI、次の舞台は「軍事」のワケ、激アツ市場に猛烈アタック「OpenAIの切実事情」 生成AI、次の舞台は「軍事」のワケ、激アツ市場に猛烈アタック「OpenAIの切実事情」 2024/12/12 10 生成AI事業で独走するOpenAIだが、生成AIの安定した新たな収益源として、政府契約の獲得に注力している。防衛用途として米陸軍に猛烈な売り込みを図っており、2024年初めには製品使用ポリシーから「軍事および戦争への使用」を禁止する文言を削除したという。こうした中で、ライバルである生成AIスタートアップ、xAIを率いるイーロン・マスク氏が、2025年1月に発足する第2次トランプ政権への入閣が決まった。マスク氏も連邦政府の大型AI契約を取りに行くと見られるが、両社は今後どんな展開を見せていくのか、解説する。
記事 セキュリティ総論 クラウドストライクの「今」、史上最大規模のIT障害から5カ月…業績にどう影響? クラウドストライクの「今」、史上最大規模のIT障害から5カ月…業績にどう影響? 2024/12/11 11 米サイバーセキュリティ企業のクラウドストライクは11月26日、第3四半期決算を発表した。同社は7月、「史上最大規模」と言われた世界的なIT障害の元凶として不名誉な注目を浴びた。大規模障害は同社の現在の業績、そして今後にどう影響してくるのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 なぜJR東日本は勝てない? 最強の鉄道会社「JR東海」の利益率が高い“納得の理由” なぜJR東日本は勝てない? 最強の鉄道会社「JR東海」の利益率が高い“納得の理由” 2024/12/11 21 鉄道業界の中で、路線延長や従業員数の数値でトップにあるのはJR東日本である。それゆえに日本を代表する鉄道会社と言って良い。そんなJR東日本でも勝てない鉄道会社がある。それがJR東海だ。JR東海は、多角化経営に力を注ぐJR東日本や、沿線ビジネスを成立させた東急電鉄、都市交通の第1人者・東京メトロを上回る強さを持っているのだ。業界内で「最強」になれた理由は何か。ほかの鉄道会社と、ビジネス面では何が違うのか。