設計から製造への無駄なくスムーズな移行を実現

少子高齢化による労働人口の減少、パンデミックの発生、社会情勢の悪化など、様々な要因が渦巻く中で「ものづくり大国」日本の製造業は複雑化しており、デジタル技術を効果的に活用するためのさまざまな取り組みが進められています。例えば、製品の企画から設計・開発・販売・廃棄までの一連のプロセス、すなわち製品ライフサイクルを管理するPLM(Product Lifecycle Management)システムの導入は、製造業におけるDXのトレンドとなっています。
PLMは収益の最大化を目的とした取り組みであり、一元管理による製品の品質向上や業務の効率化、シミュレーションの実施・検証でのコストの削減、リードタイム短縮など、製造業における重要な要素となるQCDの向上を実現します。
当セミナーでは、デジタル化を超えて、ビジネスモデルの変革までを見据えてものづくり改革を推進することのできるソリューションについて取り上げ、製造業のDXの未来について考察します。

講演者

ダッソー・システムズ株式会社
SOLIDWORKS事業

CRE営業本部 SOLIDWORKS事業
3DEXPERIENCE Customer Success Senior Manager

佐藤 永弘

国内大手精密機械メーカーの品質部門と設計部門において主力事業の製品設計および品質管理に係る事業に従事。その後、ハイテク企業を中心に電気系CAD/CAEおよびMES分野におけるダイレクト案件の立ち上げ支援を含むプリ、ポストサポートおよび販売活動に従事。
ダッソー・システムズ株式会社入社後は、製造業を中心とした3DCAD/CAEにおけるビジネスに貢献し、直近ではSOLIDWORKSクラウドビジネスの日本におけるビジネス開発責任者として職責を担い、デジタル・マニュファクチャリングソリューションにも従事。

株式会社日立ソリューションズ西日本

ソリューションビジネス営業部 セールススペシャリスト

澤 博史

2005年  京都大学 大学院 理学研究科 卒業
2013年~ 日立ソリューションズ西日本にて
自社パッケージ「Hi-PerBTシリーズ」の拡販に従事。
得意分野である生産管理システムを主軸に、PLM、SCMを担当する。
2019年~ インボイスや電子帳簿保存法などの需要の高まりと共に、
法対応の観点から購買管理システムのDX化を重点的に推進し現在に至る。

特別講演

田口技術士事務所

代表

田口 宏之

TOTO㈱に12年間勤務し、水回り製品の設計業務に従事。新商品開発、コストダウン、設計品質改善など幅広い設計業務経験を持つ。2015年に独立し、技術コンサルタントとして活動中。著書に「強度設計実務入門」「 品質向上のための製品設計実務入門」(いずれも日刊工業新聞社)等がある。

基調講演

株式会社フロンティアワン

代表取締役

鍋野 敬一郎

同志社大学工学部化学工学科卒業(生化学研究室)、1989年米国総合化学デュポン社(現ダウ・デュポン社)入社、1998年独ソフトウェアSAP社を経て、2005年にフロンティアワン設立。業務系(プロセス系:食品、化学、素材プラントや医薬品開発など、ディスクリート系:組立加工系製造業の工場や保全など)の業界および業務、基幹系システムの調査・企画・開発・導入の支援に携わる。2015年より一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)サポート会員となり、総合企画委員会委員、IVI公式エバンジェリストなどを務める。2019年よりカーボンニュートラル対応プロジェクトなどに従事(製造業、流通業など)
著書:「デジタルファースト・ソサエティ」日刊工業新聞社 (2019/12/11)
共著:福本 勲 (著), 鍋野 敬一郎 (著), 幸坂 知樹 (著)

・ENAA:一般財団法人エンジニアリング協会 本部会員(スマート工場研究会委員)
・IVI:一般社団法人インダストリー・バリューチェーン・イニシアティブ
 サポート会員、総合企画委員会委員、IVI公式エバンジェリスト
・RRI:ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会 法人会員
・JSUG:ジャパンSAPユーザーグループ 法人会員
・ASUG:米国SAPユーザーグループ 法人会員

プログラム

13:00 - 13:40

基調講演

2030年の「ものづくり」で生き残るPLM改革とSCM強化のポイント~サステナビリティとスマート製造に対応した
ものづくり改革成功の鍵とは~

講演内容:

人手不足、原材料・エネルギーなどコスト高騰、厳しくなる環境対応など、ものづくりを取り巻く環境は激変しています。改革の中心となるのは、製品をどのように設計し、製造し、ユーザーへ訴求するのかという考え方と製造が首尾一貫していることです。本講演は、2030年を見据えた「ものづくり改革」についてその対応に取り組む具体的ポイントについてお話いたします。

株式会社フロンティアワン

代表取締役

鍋野 敬一郎

13:40 - 14:10

製造領域の変革を後押しする『デジタルツイン』
~始めるなら今しかないその理由とは~

講演内容:

設計領域でのデジタル活用は一般的になったが、実際に製造・生産領域においては未だにその領域を越えられずアナログ作業中心であることが否めず、ここに日本固有の製造業のおける大きなボトルネックが発生し、経営層を悩ませている。しかしながら、デジタル・マニュファクチャリングは、製造ライフサイクルにおいてさまざまなデータとプロセスを結びつける、画期的なテクノロジーベースの生産アプローチだ。ここで今一度振り返りと製造領域における『デジタルツイン』活用の第一歩を踏み出してみてはいかがだろうか?

ダッソー・システムズ株式会社 SOLIDWORKS事業 

CRE営業本部 SOLIDWORKS事業
3DEXPERIENCE Customer Success Senior Manager

佐藤 永弘

14:15 - 14:45

これからの時代に必須!購買管理のDX化 基本を解説

講演内容:

購買管理は、企業価値や自社への評価を高めるための重要なプロセスであり、そのシステムには「変化し続ける外部環境にレスポンス良く適応すること」が求められます。加速するDXの流れや経営環境の変化に対応する「購買管理システム」アップデートの重要性を分かり易くご説明します。

株式会社日立ソリューションズ西日本

ソリューションビジネス営業部 セールススペシャリスト

澤 博史

14:50 - 15:20

特別講演

生成AIをフル活用!デジタル技術による設計業務改善

講演内容:

設計業務の効率化にはデジタル技術の活用がとても有効です。生成AIの登場により、従来は活用が難しいと考えられてきた業務においても、デジタル技術が使えるようになっています。今回は、生成AIをフル活用した設計業務改善の方法について紹介します。

田口技術士事務所

代表

田口 宏之

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

開催概要

名称

ビジネス+IT Webセミナー

複雑化する製造業を生き残るものづくり改革

設計から製造への無駄なくスムーズな移行を実現

日時

2024年9月25日(水)13:00 -

会場

Webセミナー(Live配信)

※お手元のPC・スマートフォンでご視聴いただけます

受講料

無料(事前登録制)

主催

SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)

協賛

ダッソー・システムズ株式会社
株式会社日立ソリューションズ西日本
ほか(随時追加)

メディア協力