2023.9.26(火)
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シン・ニホンのモノづくり 日本製造業復活のカギを握るDX
緊迫する世界情勢による資源高、長引くインフレは日本経済を直撃しています。長らく日本経済を牽引してきた製造業は、国際競争の激化、サプライチェーンのリスク、デジタル化の遅れ、カーボンニュートラル対応など新たな課題などに成長を阻まれ、競争力を失いつつあります。日本のものづくりは現場熟練工や独自製造技術による個別最適の強みを持ちながら、データの活用やデジタル標準化の部分で遅れをとっており、製造DXによるサプライチェーンの強靭化やデジタルによる新たな付加価値の創出による新しいモノづくりへの進化が求められています。当フォーラムでは日本製造業復活のカギを握るDXに焦点をあて、世界で勝つためのモノづくりデジタル活用について先進事例を交えて紹介します。
本セミナーの見どころ
日本を代表する製造企業によるDX事例講演
モノづくりDXを加速する最新ソリューション
新しいモノづくりを革新するスタートアップ
基調講演
三菱マテリアル株式会社CIO システム戦略部長
板野 則弘 氏
プロフィール
三井化学株式会社常務執行役員 CDO デジタルトランスフォーメーション推進本部長
三瓶 雅夫 氏
ダイハツ工業株式会社DX推進室データサイエンスグループ 兼 東京LABOデータサイエンスグループ グループ長
太古 無限 氏
企業講演
パーソルクロステクノロジー株式会社事業開発本部 新規事業開発部イノベーション推進G マネージャー
藤井 勝仁 氏
インフォアジャパン株式会社マーケティング本部長
内野 彰 氏
アステリア株式会社グローバルGravio事業部 副部長
小幡 雅彦 氏
13:00 | 13:40
“人中心”のIT戦略/DX戦略 ~21世紀の人類のキーワード “Awareness & Compassion”~
13:40 | 14:10
DX・RXによる工場・物流倉庫の生産性向上
パーソルクロステクノロジー株式会社事業開発本部 新規事業開発部 イノベーション推進Gマネージャー
藤井 勝仁 氏(提供:パーソルホールディングス株式会社)
14:15 | 14:45
ものづくりDXの壁を乗り越える! 最新事例から学ぶデータ活用とDX推進のポイント
14:50 | 15:20
DX成功の鍵は現場の新鮮なデータにあり!現場DXをノーコードで簡単に実現する方法とは?
15:25 | 16:05
三井化学のDX社会課題解決企業への変革
三井化学株式会社常務執行役員 CDOデジタルトランスフォーメーション推進本部長
16:10 | 16:50
製造業界のAIヒーローが語る ~現場駆動ですすめるAIの民主化~
ダイハツ工業株式会社DX推進室データサイエンスグループ 兼東京LABOデータサイエンスグループ グループ長
15:30 | 16:10
基調講演2
16:10 | 16:40
16:45 | 17:15
17:20 | 17:50
※プログラム、タイトルは、予告なく変更される場合があります。
Profile
2021年4月より、三井化学にてCDOを担当、現在、常務執行役員 DX推進本部長。2019年より日本電産にて家電産業事業 専務 事業本部長。1989年IBM入社以降、30年にわたり営業(金融・製造・通信)およびブランド(ハードウェア・サービス・ソフトウェア)ならびに米国NY本社勤務を経験。クラウド、次世代金融コアバンキング、WATSON(AI)事業、ブロックチェーン、量子コンピュータプロジェクトの新規事業開拓、IBMの最重要顧客担当を歴任。
1989年、三菱化成株式会社(現三菱ケミカル株式会社)に生産技術エンジニアとして入社。 1996年、米国シリコンバレーに3年間駐在。帰国後、2000年より情報システム部門に異動し、 eビジネスを推進。2012年に情報システム部長、2018年にDX推進リーダーも兼任。 2021年、転職にて、三菱マテリアル株式会社CIOに就任(現職) 趣味はリベラルアーツ(人類の叡智)、マインドフルネス(禅+脳科学)、ゴルフ。
2007年ダイハツ工業入社。 パワートレイン制御開発部にて小型車用エンジンの制御開発を経て、2020年から東京LABOデータサイエンスグループ長、2021年からDX推進室データサイエンスグループ長(兼務)として、全社AI活用を推進する業務を従事。その他に、滋賀大学データサイエンス部インダストリーアドバイザーとして、社外におけるAI活用の普及活動にも努める。経営学修士。
奈良先端科学技術大学院大学サイバーレジリエンス構成学研究室 教授
門林 雄基 氏
サイバーレジリエンス構成学研究室にて、各国から集まった若手研究者らとともにサイバーレジリエンス強化のための先端研究に取り組む傍ら、サイバーセキュリティ分野の国際標準化、人材育成などに携わる。産業サイバーセキュリティセンター (ICSCoE) 中核人材育成プログラムにおいて、DX および国際標準分野の人材育成などを担当している。
講演内容
三菱マテリアルでは、全社を挙げて4つの経営改革に取り組んでおり、その中核をDX戦略が担っています。グループガバナンスとシナジーの実現を目指すIT戦略とともに、これらの戦略を遂行する中で、キーとなる考え方、様々な気づきについて紹介を致します。
講演者
様々な産業界に迫りくる2030年の人手不足。その立ち向かい方として、DX・RXによる(1)生産性の可視化、最適化、(2)自動化、省力化について、工場や倉庫での事例を交えてご紹介いたします。
ものづくりDX成功と持続可能な価値創造をドライブする老舗企業から先進企業まで、先進DX事例を交えながら学ぶデータ利活用とデジタル化推進において失敗しないためのポイントを解説、変革のリーダーや組織が陥りがちな壁を越えるためのアクションを紹介させていただきます。
本講演では、三井化学のDXについて、ご紹介します。当社は、2030長期経営計画に基づき、社会課題解決企業への変革を進めております。この変革の基礎・基盤となるのがDXであり、22年4月よりDX推進本部を創設し、各部門のDXチャンピオンと連携して、全社横断型でDXを推進しています。また、当社グループ全メンバーへ向けた独自のDXリテラシー教育により、データサイエンティスト・DX専門人材も内部育成しています。更に、具体的なDXの取り組みとして、AI/GPT活用、サプライチェーンDX、デジタルマーケティング、ソリューション事業開発、製造DXや研究開発DX(マテリアルズ・インフォマティクス等)についても、ご紹介します。
ダイハツでは2017年にAI活用を開始し、さまざまな成果を上げています。非公式のワーキングチーム3人で始めたAI活用の取り組みが、「仲間を増やす、テーマを増やす、事例を作る」によって、今では全社まで広がり“現場駆動型”のAI活用が浸透しました。今後は今までのボトムアップに追加し、トップダウンでより?きなテーマにも挑んでいくため、2023年1月にDX?針としてDXビジョンハウスを打ち出しました。この取り組みの立役者である太古氏に、現場駆動ですすめるAIの民主化のポイントを紹介いただきます。
デジタル図面×AI DX推進で設計業務改革!
デジタル図面を中核とする設計情報の一元化、膨大な図面に対するAIでの簡単・高速検索、紙と属人化からの脱却で設計業務変革を実現する、図面管理・図面検索AIパッケージと導入事例を紹介します。
株式会社日立ソリューションズ西日本産業ソリューション本部 製造ソリューション部第2グループ
田口 めぐみ 氏
ロボティクスによるDXのポイント
昨今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあり、新たな生活様式が一般化してきております。物流業界にも、ECサイトの普及などにより人手不足に直面している企業も多いのではないでしょうか。コロナ禍では、一時的に人員が確保できた場合もあったかもしれません。しかし、今後継続的に人員を確保することは難しいのではないでしょうか。そこで、今回は弊社のソリューションを軸にアフターコロナの物流ロボティクスについてご説明させていただきます。
ラピュタロボティクス株式会社執行役員
森 亮 氏
様々な業種でDXが実践されるなか「データの活用」が進化しています。従来の経営データや顧客データに加え、AIやIoTなどの技術革新により、現場の新鮮なデータも活用可能になりました。しかし、工場・店舗・オフィス等の現場では、デジタル人材不足、データの分散、コストやスキルの壁など課題も顕在化しています。本講演では、それらの課題を乗り越えることに成功した事例を交え、現場DXを簡単に実現できるノーコードプラットフォームをご紹介します。