ながらく情報活用における二大課題と言われてきたのが、データベース側の高速性とBIツール側の使いやすさでした。まず、データベース側については、これまでは高速性を担保するためには高額なアプライアンス型のDBを選択する必要があり、一般的な企業においても膨大なデータを扱う必要がある昨今のビジネスにおいては大きな足かせとなっていました。
そうした状況を一気に解決するものとして、SnowflakeやDatabricksに代表される、いわゆるクラウドネイティブなデータウェアハウス製品の普及がここ数年で加速度的に進んでいます。一方で、せっかくのクラウドデータウェアハウスを活かしきれるBIツールとなると、意外にも選択肢が多くはないという事実はあまり知られていません。
次に、BIツール側の使いやすさの問題に目を向けると、AI機能をBIツールの中に組み込む形で実装することで解消しようとする動きが活発になってきていて、既に複数のBIメーカーが「AI機能付きのBIツール」を発表しています。
しかし、代表的なBIツールであるCognos Analyticsを擁するIBMは、敢えてCognosを「AI機能付きのBIツール」にする道を選びませんでした。
本セミナーでは、クラウドデータウェアハウス時代に選ぶべきBIツールの選定ポイントと、あわせて全社データ活用促進に有効なBIとAIの組み合わせについて解説いたします。