戦線から遠のいて、楽観主義を現実に取って代わらせようと考えた。が、そうならざるべきか?
講演内容
「組織の全ての構成員が、自分と同等のセキュリティリテラシを獲得すれば、この組織はセキュアになる」と考えるCISOが一定数いるかもしれません。年齢や性別、宗教やイデオロギーの異なる人々が寄り集まったものが組織というもの、この前提は空虚な楽観主義と誹られるかもしれません。本講演ではこれまで、さまざまなセキュリティ上の「やらかし」をしでかした (あるいは巻き込まれた) 演者が、現代思想を肴に、個人と組織の「あってほしい姿」の展望を語ります。
講演者
Profile
近畿大学・情報学部准教授。博士 (情報科学) 。2017年に発生した個人的・組織的、双方のセキュリティインシデントを契機にセキュリティにもっぱら携わるようになる。近畿大学CSIRT構成員。