講演内容:
パンデミックは周回遅れと言われていた日本企業のデジタル化の流れを一気に押し進めたが、その取り組みの多くは限定的な範囲でとどまっている。このような急速な変化をデジタル化を加速させる好機ととらえ、グローバル化するビジネスにおいて競争力を高めていくために、私たち日本企業はテクノロジーとどう向き合っていくべきなのでしょうか。
本講演では、パンデミックが収束に向かったとしても、DX(デジタルトランスフォーメーション)によって働き方やビジネスモデルの変化が必要不可欠となる時代において、日本のDXの現在と未来について詳しく解説し、日本企業のリーダーたちが取り組むべき課題と目指すべき姿を浮き彫りにする。
慶應義塾大学
政策・メディア研究科 特別招聘教授
夏野 剛 氏
プロフィール:
早稲田大学政治経済学部卒、東京ガス入社。ペンシルバニア大学経営大学院(ウォートンスクール)卒。ベンチャー企業副社長を経て、NTTドコモへ。「iモード」「おサイフケータイ」などの多くのサービスを立ち上げ、ドコモ執行役員を務めた。現在は慶應大学の特別招聘教授のほか、株式会社ドワンゴ代表取締役社長、株式会社ムービーウォーカー代表取締役会長、そして、KADOKAWA、トランスコスモス、セガサミーホールディングス、グリー、USEN-NEXT HOLDINGS、日本オラクルの取締役を兼任。このほか経済産業省の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与、内閣官房規制改革推進会議委員も務める。