いまさら聞けない、ITAM(IT資産管理)とSAM(ソフトウェア資産管理)の設計と運用とは?
~ポリシー、体制(役割と責任)、業務プロセスの設計に 不可欠な経営層の理解と後援の獲得方法~
講演内容
IT環境の複雑化と、クラウドとのハイブリッド環境への進化によって、そして複雑化する環境におけるセキュリティ対策の必要性の高まりによって、今日の ITAM/SAM は今まで以上に重要性が高まっています。
しかし一方で相変わらず ITAM/SAM のアプローチが自動化ツール導入から短絡的に着手しようという、失敗が約束されたものであるケースも少なくないのが今日の状況です。その根本的原因は、経営層の理解不足であり、「とりあえず現場の運用チームでどうにかせよ」 という旧態依然としたメンタリティであることは否めません。
ITAM/SAM の正しいアプローチとは?ToBeモデルに対してのアセスメント、ギャップ分析、優先順位、鳥観図から分解されたプロジェクトのスコープ管理。当たり前のことができていない大きな原因は、「現場任せ」で「無責任」な経営の体質です。
本セミナーでは、ITAM/SAM の取り組みに不可欠である要素を解説し、どのように経営層の理解と後援を獲得するのかを詳しく解説します。
講演者
ウチダスペクトラム株式会社
ソフトウェアライセンス契約管理コンサルタント
武内 列
Profile
一般社団法人 日本ベンダーマネジメント協会 代表理事
ITIL®エキスパート資格、SLAM Master
IAITAM 認定講師/ CITAM、CSAM、CHAMP資格
Oracle License Master - Specialized in Audit
IT業界では主に外資系ソフトウェアメーカにおいて約25年間の経験を持つ。
2011年4月から国際IT資産管理者協会 日本代表を務め、2019年7月から日本ベンダーマネジメント協会 代表理事。
大手外資系IT企業ではプロダクトマーケティングスペシャリストとして、ITマネジメントの分野で、エンタープライズJavaサーバー(WebLogic、WebSphere)、SAP、Oracle、ESB(Enterprise Service Bus)などからWeb Serviceテクノロジーまでの管理製品を手掛ける。
IT 資産ライフサイクル管理プロセス実装のためのAMDB・CMDB 製品開発プロジェクト、データセンターのCMDB およびワークフローの実装プロジェクト、IT資産管理(クライアント環境) MSP のサービスプロセスの開発・実装プロジェクト(CMS/サービスデスクを含む)、ライセンス管理のためのSAMプロセスおよび自動化テクノロジー (CMS/サービスデスク)の設計・実装プロジェクトなど多数のプロジェクト経験を持つ。
IT資産管理のポリシー、プロセスを、どのように自動化テクノロジーに結び、ITサービス管理戦略やロードマップとの整合性を取りながらIT資産管理プログラムを実行性の高いものにしていくのかのコンサルティングを得意とし、大手組織におけるIT資産管理プロセスとサービス管理プロセスの統合プロセス設計、自動化設計、実装プロジェクト、IT資産管理プログラムの運用教育の実績多数。
ベンダーマネジメントにおいては、Oracle、IBM、SAP などメガベンダーのライセンス契約書レビュー、契約コンプライアンス分析や、ベンダーマネージャ教育プログラム(SLAM/ SLAM for Oracle)を設計、提供している。