Japan SAP User Group(JSUG)中堅中小企業部会(SME部会)特別パネルセッション
『現場リーダー達が語る、ERPプロジェクトの乗り越え方』
講演内容
ジャパンSAPユーザーグループ(Japan SAP Users' Group、略してJSUG、ジェイサグ)は、SAPユーザーが自ら運営するユーザーコミュニティです。
JSUGのなかで、中堅成長企業同士でSAPを有効に活用すべく、情報交換や勉強会を行うSME部会のオピニオンリーダーが集い、現場リーダーの視点からERPプロジェクトの乗り越え方をお話します。現場リーダーならではの視点から語られる、プロジェクトをリードする上での勘所、苦難を乗り越えた秘訣をぜひパネルセッションでお楽しみください。
講演者
オプテックス株式会社
取締役 執行役員 事業推進本部長
福根 宣義 氏
Profile
当社は防犯や自動ドアといった様々な用途に特化したセンサーの開発、製造、販売を行うメーカーです。私が担当する事業推進本部では、お客様へより良い製品を安定してお届けするために「即納体制を実現するためのサプライチェーンの維持と改革」や「安定した生産を継続するための製品維持活動」、「要求が高度化する各国の規格への対応」に取り組んでいます。また、それらの活動を効率的に進めるためのプロセスやITシステムの構築も行っています。2018年から国内外の全てのグループ会社(15社)に順次SAP S4/HANAを導入し、2023年7月よりグループ全体が同じ基盤で運用しています。
第一稀元素化学工業株式会社
経営本部 ICT統括部 課長
三井 里絵 氏
Profile
ジルコニウム化合物の世界トップメーカーである当社では、「D-Value」という名前で、グループ全体の経営基盤を統合するプロジェクトを実施しております。これまで海外販売会社、海外製造会社で新システムが稼働し、現在は2025年4月稼働に向けて国内の導入を進めています。Fit to Standardで先行導入した海外のプロセスをベースに、グループ会社との連携も含めた「10年後の基盤」になる業務プロセスとシステムの再構築に取り組んでおります。
東京化成工業株式会社
執行役員 兼 Global IT部 部長
幸村 祥生 氏
Profile
弊社は、研究開発用試薬を主軸とし、医薬品や化学品、電子材料等、多岐にわたる製品原料の供給を行っています。2004年に本社にSAP ERP R3を初めて導入した後、2020年にはGreen Field方式で内部BPRを実施し、HECを基盤とするS/4HANAを全5拠点にビッグバン方式で再構築を行いました。これら活動を紹介した資料が評価され、2022年度JSUG Awardダウンロード賞を受賞。現在は2025年末の保守終了に備え、次期バージョンへのアップグレードを検討しています。
テクノホライゾン株式会社
基幹システム本部長
森下 重信 氏
Profile
1988年「映像&IT」「ロボティクス」製品を製造・販売するテクノホライゾン株式会社に入社。購買、生産管理部門を経て、2008年より自社のSAP導入プロジェクトに生産/購買/原価担当として参画。以降、テクノホライゾングループ国内外の子会社5社にSAP S4/HANA導入を行い稼働中。