大阪急性期・総合医療センター・ランサムウェア被害とインシデントの事例から得られた教訓と組織強化
講演内容
マルウェアによって生じる情報セキュリティのアクシデントで医療業界も大きく揺らいでいる。2022年10月に起きた大阪急性期・総合医療センターの事例では、サプライチェーンSecurityの重要性も教訓であった。また、セキュリティは必ずしも技術的な要素ではなく、組織的な判断力や対応力が求められたことも学びの一つである。技術的な視点に限らず、組織的や契約面などの見直しも欠かせない。
講演者
大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター
医療情報部 診療情報管理室 総括主査
森藤 祐史 氏
Profile
2017 年国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科を修了。医療法人での勤務を経て 2010 年から現職。医療情報の長期保管を前提とする管理体制の構築や ISO9001 認証および品質管理部門の立ち上げを担当。2019 年に診療情報管理士指導者の認定。日本診療情報管理学会、日本診療情報管理士会、近畿病歴管理セミナー、全国自治体病院協議会などの委員としても活動。