講演内容:
企業におけるDX化とデータの利活用は、事業運営のうえでの喫緊の課題となっています。一方で、企業のデータは、各事業部がそれぞれ管理しており、データがサイロ化され利活用されにくい状況にあります。そのため、企業におけるデータ利活用の推進のためには、経営陣の号令のもとでの全社横断のデータ統合基盤の構築が重要となってきます。もっとも、全社横断のデータ管理は、データが一極に集中しているため、ひとたびこのデータ統合基盤にサイバー攻撃を受けることになれば、その経済的損害は甚大なものになりかねません。そこで、本セミナーでは、企業のデータ利活用の実例を紹介しつつ、企業データに対するセキュリティ上の脅威を防御する観点から、堅牢なセキュリティ環境を構築するためのクラウドの導入プロセスを解説します。
- 1.企業のデータ利活用例(顧客データ・人事データ)
- 2.顧客データの統合基盤の構築
- 3.全社横断でのデータ利活用のための体制整備
- 4.クラウドの導入プロセス
TMI総合法律事務所
パートナー弁護士
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社
代表取締役
大井 哲也 氏
プロフィール:
2001年弁護士登録。IPO、企業間紛争。クラウド、インターネット・インフラ/コンテンツ、SNS、アプリ・システム開発、アドテクノロジー、ビッグデータアナリティクス、IoT、AI、サイバー・セキュリティの各産業分野における実務を専門とし、ISMS認証機関公平性委員会委員長、社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)法律アドバイザー、経済産業省の情報セキュリティに関するタスクフォース委員を歴任する。