成長企業・新興企業が勝ち抜くためのデジタル化戦略

社会全体のデジタル化が推し進められるなかで、大企業だけでなく中堅・中小企業もそれに対応していくことが求められています。しかし、経済産業省の発表によると「多くの中小企業では、DX以前の問題としてIT機器の導入をはじめとするデジタイゼーションの段階にさえも進んでいないのが現状である」と指摘されており、中小企業のIT導入及びその運用のハードルの高さは切実なものとなっています。
当セミナーでは、中堅・中小企業やスタートアップ企業が今、デジタルを経営に活用するための道しるべを提供します。

講演者

特別講演 パネルディスカッション

経済産業省

大臣官房審議官 商務情報政策局(IT戦略担当)

藤田 清太郎

1991年4月、郵政省入省。総務省で情報流通行政局地上放送課長、郵政行政部郵便課長及び企画課長、大臣官房会計課長を経て現職。岡山県高梁郵便局、岐阜県庁、衆議院法制局、(独)情報通信研究機構パリ事務所、金融庁、内閣サイバーセキュリティセンター等での勤務を経験。

特別講演 パネルディスカッション

特定非営利活動法人ITコーディネータ協会

会長

野村 真実

鹿児島県出身。鹿児島大学理学部卒業。
日本ユニシス㈱にて17年、金融機関向けSE、PM業務に従事後、社内ベンチャー第1号案件で3年間新サービスを企画・実行。
独立後15年、中小企業の現場で経営と情報化を支援。
2022年6月より現職。

特別講演

一橋ビジネススクール

特任教授(PDS寄付講座・競争戦略)

楠木 建

専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学商学部専任講師、同大学同学部助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、同大学ビジネススクール教授を経て 2023 年から現職。1964 年東京都目黒区生まれ。経済産業省産業構造審議会委員、組織学会理事、日本取締役協会エマージングカンパニー委員会副委員長(現任)、全日本空輸株式会社経営諮問委員、ポーター賞運営委員(現任)、旭硝子株式会社経営諮問委員、みさき投資株式会社経営諮問委員(現任)、りそな銀行資産運用アドバイザリーコミッティ委員、スカイマーク株式会社取締役(現任)、NTT データアドバイザリーボードメンバー(現任)などを歴任。 株式会社ファーストリテイリングの経営人材育成に、同社の FRMIC (Fast Retailing Management and Innovation Center)の設立当初から関わっている。 "Dynamic Network and Bureaucracy"で MIT-Japan Science andTechnology Conference の最優秀論文賞(1993)、『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』でビジネス書大賞(2011)を受賞。

パネルディスカッション

デジタル庁

統括官 国民向けサービスグループ長

村上 敬亮

1967年、東京都出身。1990年、通商産業省入省。IT政策に長らく携わった後、クールジャパン戦略の立ち上げ、COP15,16等の温暖化国際交渉、再エネの固定価格買収制度創設等に従事。2014年より内閣官房・内閣府で、地方創生業務や国家戦略特区業務に従事し、2020年7月より中小企業庁経営支援部長。2021年9月より現職。

パネルディスカッション

有限会社ゼムケンサービス

代表取締役

籠田 淳子

北九州市生まれ。西南女学院中高等学校、滋賀県立短期大学工学部建築学科卒、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科修了、経営管理修士(MBA)。一級建築士、商業施設士。
ハウスメーカー勤務やヨーロッパ留学などを経て、1993年に実家ハゼモト建設株式会社に入社、自身のキャリアから女性の多能工化に可能性を見出す。2000年、有限会社ゼムケンサービス代表取締役就任。2006年 建設業初の女性技術者のワークシェアリングによる採用。「女性力はビジネスになる」を提唱し女性8割の建設会社は1人当たり売上が建設業平均を超える。2018年 建設産業女性活躍推進ネットワーク副幹事長就任。ダイバーシティマネジメントの全国ネットワーク創り開始。2019年けんちくけんせつ女学校開校。
受賞歴は2013年内閣府「女性のチャレンジ賞」。
同年平成25年度ダイバーシティ経営企業100選。
2014年度内閣府「女性が輝く先進企業表彰」内閣府特命担当大臣表彰。
2015年(公財)日本生産性本部「第9回ワークライフバランス大賞」奨励賞。
2019年(一社)日本建設業連合会 第5回けんせつ小町活躍推進表彰優秀賞
2021年(一社) AI・IoT普及推進協会第1回AIPA認定 AI・IoT普及推進 最優秀賞

パネルディスカッション

株式会社フジワラテクノアート

代表取締役副社長

藤原 加奈

1978年岡山市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒、同大学院経営管理研究科修了、MBA取得。大手食品メーカーでの勤務を経験後、2005年株式会社フジワラテクノアート(岡山市北区富吉)入社、2015年3月に取締役副社長就任、2021年9月より現職(代表取締役副社長)。二人の子どもを育てながら、経営企画、経営基盤強化を中心とする業務全般を主導。岡山県ものづくり女性中央会会長。2022年日本DX大賞「中小規模法人部門」大賞受賞。DXセレクション2023グランプリ受賞。フジワラテクノアートは、醤油、味噌、清酒、焼酎などの醸造食品、一般食品を生産するための機械・プラントを手掛ける食品機械メーカー。麹造りの機械で高いシェアを持ち、現在日本全国約1500社、海外27ヵ国に設備を納入している。

プログラム

13:00 - 13:40

基調講演 パネルディスカッション

日本の中堅中小企業・スタートアップが
デジタル変革を実現するために何が必要か?

[モデレーター]

特定非営利活動法人ITコーディネータ協会

会長

野村 真実

[パネリスト]

デジタル庁

統括官 国民向けサービスグループ長

村上 敬亮

[パネリスト]

経済産業省

大臣官房審議官 商務情報政策局(IT戦略担当)

藤田 清太郎

[パネリスト]

有限会社ゼムケンサービス

代表取締役

籠田 淳子

[パネリスト]

株式会社フジワラテクノアート

代表取締役副社長

藤原 加奈

13:40 - 14:10

ペーパーレスから始めるDX

講演内容:

様々なステークホルダーと一緒になって新しい価値を生み出していかなければ生き残れない共創の時代に、時間や場所に捉われることなく、一人ひとりにとって快適で効率的な働き方を実現していくことは企業にとって非常に重要です。本セッションでは、アドビの調査から見えた働き方変革のための課題と、PDFが持つ契約業務のペーパーレス化推進の可能性や、アドビが様々なパートナーと共創して提供しているデジタル変革のソリューションをご紹介します。

アドビ株式会社

マーケティング本部 エバンジェリスト
ビジネスマーケティングマネージャー

島田 昌隆

14:15 - 14:45

ハイブリッドワーク時代のコミュニケーション変革
-DX推進の鍵:Zoomを活用した効果的な
コミュニケーションとチーム協働 -

講演内容:

このセッションでは、Zoomを使ったハイブリッドワーク環境において、効果的なコミュニケーションとチーム協働の実現方法、最新のお客様事例を紹介します。ビデオ会議、クラウド電話、チームチャット、ホワイトボード、共有ツールなどの機能を1つのプラットフォームで行う、企業、個人の生産性を向上する取り組みを解説します。

ZVC JAPAN株式会社

アカウントエグゼクティブ

塚本 壮一

14:50 - 15:20

【成功事例に学ぶ】アナログ業務をアプリで効率化!
2万円からはじめる「現場のDX」とは

講演内容:

「現場」の管理業務は昨今、状況の変化に応じて、情報のデータ化や情報共有の迅速化に素早く対応することが求められますが、IT人材不足が叫ばれる中、お困りの担当者様も多いのではないでしょうか。本講演では“ノーコード”で誰でも簡単に業務用モバイルアプリを作成・活用し、業務効率化を実現する手法について、事例を交えて紹介します。

アステリア株式会社

プロダクトマーケティング部 Platioプロダクトマネージャー

大野 晶子

15:25 - 15:55

特別講演 1

逆・タイムマシン経営論

講演内容:

「タイムマシン経営」という言葉がある。すでに「未来」を実現している国や地域に注目し、日本に持ってくるという発想だ。「逆・タイムマシン経営論」はこの逆を行く。メディアが一斉に取り上げるような言説には必ずと言っていいほどその時代特有のバイアスが入り込んでくる。「近過去」に遡って当時のメディアの言説を振り返ると、さまざまな再発見がある。同時代のノイズが洗い流されて、本質的な論理が姿を現す。「新聞・雑誌は寝かせて読め」。近過去に遡り、その時点でどのような情報がどのように受け止められ、それがどのような思考と行動を引き起こしたのかを吟味すれば、本質を見抜くセンスと大局観を獲得できる。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」による古くて新しい知的鍛錬の方法を提案する。

一橋ビジネススクール

特任教授(PDS寄付講座・競争戦略)

楠木 建

16:00 - 16:30

特別講演 2

我が国におけるDX推進に向けた取組の現状と
今後の政策の方向性

講演内容:

DX推進の機運が社会全体で高まっていますが、DXの現場ではデジタル人材の不足など、様々な課題に直面しています。日本のDX推進・デジタル人材の現状を概観した上で、日本全体でDXを推進していくために経済産業省で現在取り組んでいる政策についてご紹介いたします。

経済産業省

大臣官房審議官 商務情報政策局(IT戦略担当)

藤田 清太郎

16:35 - 17:05

特別講演 3

DX推進と人材育成ループについて

講演内容:

昨今、各企業や自治体で規模の大小を問わず、DXを企画・実践されています。ITコーディネータの視点から、その推進方法とDX人材育成について、大事なポイントを共有させていただきます。特に人材育成は一過性のプロジェクト型ではなく、半永久的に続くループ型の取り組みにしていく必要があり、事例を踏まえてお伝えいたします。

特定非営利活動法人ITコーディネータ協会

会長

野村 真実

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

開催概要

名称

ビジネス+IT

中堅中小企業・スタートアップ DXカンファレンス 2023 夏

日時

2023年6月23日(金)13:00 -

会場

(1)Webセミナー(Live配信)

※ご自身のPCやスマートフォンで受講可能です。

(2)現地受講(リアルセミナー/抽選制)

イイノホール&カンファレンスセンター RoomB
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4階
[会場地図]

受講料

無料(事前登録制)

主催

SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)

協賛

アドビ株式会社
ZVC JAPAN株式会社
アステリア株式会社
ほか(随時追加)

メディア協力