デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展やテレワークの普及などによりビジネスのクラウド化がさらに進んだ結果、従来型の「境界型モデル」ではネットワークセキュリティの維持が困難となり、「すべてのトラフィックを疑わしいものとみなす」ゼロトラスト・セキュリティへの注目が高まりました。当Webセミナーではゼロトラスト・セキュリティに関するさまざま情報を提供してまいります。

基調講演

株式会社サイバーディフェンス研究所

専務理事/上級分析官

名和 利男

海上自衛隊において、護衛艦のCIC(戦闘情報中枢)の業務に従事した後、航空自衛隊において、信務暗号・通信業務/在日米空軍との連絡調整業務/防空指揮システム等のセキュリティ担当(プログラム幹部)業務に従事。 その後、国内ベンチャー企業のセキュリティ担当兼教育本部マネージャ、JPCERTコーディネーションセンター早期警戒グループのリーダを経て、サイバーディフェンス研究所に参加。 専門分野であるインシデントハンドリングの経験と実績を活かして、CSIRT(Computer Security Incident Response Team) 構築及びサイバー演習(机上演習、機能演習等)の国内第一人者として、支援サービスを提供。最近は、サイバーインテリジェンスやアクティブディフェンスに関する活動を強化中。

プログラム

13:00 - 13:40

基調講演

DX の推進により増大するサイバーリスクを軽減する「ゼロトラストの成熟度」の向上努力

講演内容:

国内企業において、事業部門が主体的で推進していくべき「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を、なぜか「IT部門」が担当している奇妙な現象が発生しています。また、「ゼロトラストの考え方」を導入すべき対象は「人間(特に意思決定層)」であるのに、その導入努力の多くをプロダクトやソリューションの選択と実装に費やしている状況が見られます。このような壮大な勘違いや本質の不理解がまかり通っている状況が続くと、近い将来に発生するサイバー有事において、企業から多くのものが失われます。特に、利害関係者に多大な損失を与える蓋然性が高く、お詫びだけでは済まされない状況に陥る懸念があります。すでに、国内でその一端が発生しています。本講演は、このような危機意識に基づいた解説をいたします。

株式会社サイバーディフェンス研究所

専務理事 上級分析官

名和 利男

13:40 - 14:10

機密情報を守り抜くセキュリティ診断と対策
- 国内事例のご紹介 -

講演内容:

クラウドサービスを業務で活用する企業が拡大しSalesforceはその代表格です。しかし、利用企業が増えると企業のデータやネットワークに不正にアクセスするための手段としてサイバー犯罪者の注目を集めています。本講演では、攻撃者がご利用のSalesforce環境を攻撃するための攻撃手法や、これらの脅威と闘うために最初に行うためのマルウェア対策や設定ミス防ぐための対策についてご紹介します。 

ウィズセキュア株式会社

法人営業本部 シニアセールスマネージャー

河野 真一郎

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

開催概要

名称

ビジネス+IT Webセミナー

DX時代を生き抜くゼロトラストセキュリティ2022 夏

日時

2022年6月28日(火)13:00 -

会場

Webセミナー(Live配信)

※お手元のPC・スマートフォンでご視聴いただけます

受講料

無料(事前登録制)

主催

SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)

協賛

ウィズセキュア株式会社
ほか(随時追加)

メディア協力