社会全体でデジタルシフトが加速し、以前に増して多くの企業が「DX」を最優先課題として掲げています。
特に、社外の顧客向けアプリケーションは「重要な顧客接点」であり、社内向け業務システムは「ビジネスインフラ」であるとの認識を深める企業も増えるなど、ビジネスとデジタルが直結していることへの理解はかなり深まったのではないでしょうか。
これを受けて「内製化」、「DevOps」や「クラウドネイティブ」といったキーワードが注目されているのとは裏腹に、ビジネスで成果を挙げている企業はいまだ限定的です。もちろん「DX事例」は各種メディアで多数取り上げられています。しかし、多くは効率化・省力化の域を出ず、「収益」に直接結びついている例は一部にとどまっているようです。さて、これは何を示唆しているのでしょう? 業務のデジタル化は進んでいる。ビジネス展開を効率化・迅速化した例も増えている。しかし「収益という成果」には至っていない。これは果たして本当に「DX」なのか?「既存のものを便利なものにリプレースすること」がDXだったのか?――そんな“違和感”を抱いている向きは、多いのではないでしょうか。この違和を解消することが「成果獲得」「アプリ収益化」に至る道を照らし出すはずです。
本イベントでは、日本や海外での実例をもとにDX推進の成功例や進めるにあたっての陥りやすい罠、それを企業としてどう克服していくか等を見識者をお招きし、紹介していきます。
イベントを通じて、DX時代に舵を切るべき企業経営、ITサービスの設計、そして開発運用体制の方向性等が見えてきますと幸いです。

プログラム

1

Opening Speech / 開会のご挨拶

代表執行役員からのOpening Speech

氏名

Dynatrace合同会社

代表執行役員 社長

細谷 修平

2

Key Note / 基調講演1

経産省 和泉憲明氏と見直す
As Isに陥らない"本当のDX実践論"

~それは本当にDXなのか?~

講演内容:

「アプリ収益化」とは何をすることか?社会全体でデジタルシフトが加速し、以前に増して多くの企業が「DX」を最優先課題として掲げられ、「DX事例」は各種メディアで多数取り上げられています。しかし、多くは効率化・省力化の域を出ず、「収益」に直接結びついている例は一部にとどまっているようです。
さて、これは何を示唆しているのでしょう?業務のデジタル化は進んでいる。ビジネス展開を効率化・迅速化した例も増えている。しかし「収益という成果」には至っていない。これは果たして本当に「DX」なのか?「既存のものを便利なものにリプレースすること」がDXだったのか?――そんな“違和感”を抱いている方も多いのではないでしょうか。この違和を解消することこそが、「成果獲得」「アプリ収益化」に至る道を照らし出すはずです。
本セッションでは経済産業省 和泉憲明氏を迎え、生産性が上がらないまま「DX」だけが飽和している今改めて、「何をすることがDXなのか」を明確化。和泉氏独自の見解を交えてDXの誤謬を暴く、ここでしか聞けない“限定版「DXレポート」”です!

氏名

経済産業省

和泉 憲明

氏名

アイティメディア株式会社

編集局IT編集統括部 統括編集長

内野 宏信

3

Key Note / 基調講演2

元Gunosy&DMM.comのCTO/現日本CTO協会の理事が語る

デジタル化とは組織変革、変化のための
ソフトウェアとの向き合い方

講演内容:

社会全体のデジタル化が急速に進み、あらゆる企業で「業務のデジタル化」や「DX」の取り組みが始まっています。しかし、言葉とともに提起された課題は多くの企業において解消に至っていません。では、先進的なテクノロジー企業はどのようなマインドセットを持ち、どう組織を動かして課題解決を図っているのでしょうか。DMM.comで技術開発組織のDXを推進した経歴を持ち、現在はLayerX 代表取締役CTOで「FinTech」「SaaS」事業全体の技術戦略に携わりながら、日本CTO協会 理事としても活躍されている松本勇気氏が登壇。具体的成果につなげるためのヒントをご講演いただきます。

氏名

株式会社LayerX

代表取締役 CTO

松本 勇気

4

パネルディスカッション

必要なのは「システムの運用」ではなく
「ビジネスへの貢献」デジタルシフト時代、
「アプリ収益化」の絶対要件

講演内容:

クラウドネイティブ、DevOpsを実践していても「空回り」する理由
およそ全てのビジネスをITが支える中、コロナ禍は社会のデジタル化を一段と加速させた。アプリケーションは社内向け/社外向けを問わず「収益の獲得手段」となり、アプリケーションを含めたシステム開発・運用の在り方そのものが「ビジネス展開」と同義になっている。
しかし、そうした認識を持つ企業は限られるようだ。例えば、アプリケーションのレスポンス低下/停止が社会問題化した報道は記憶に新しい。背景には、開発・運用の丸投げ、管理のサイロ化、プロジェクト全体管理者の不在などがあったとされる。信頼回復コストはプロジェクト本来予算の10倍は下るまい。
特に昨今はクラウドネイティブやDevOps/アジャイルを取り入れ、スピーディーにアプリをリリースする企業も増えたが、「スピード」に注力するあまり、安定性・安全性・快適性といった「品質」がおろそかになっている例が目立つ。内製化していても「コスト効率」に目を奪われ、肝心の「収益獲得」が視界から外れている例が多い。“事件・事故”は氷山の一角に過ぎないのだ。
「スピード」だけでは「アプリを収益化」できず、社会的ダメージをも被ることになる――本セミナーでは、デジタルシフト時代の今、システムをビジネスとして成立させるための絶対要件を明確化。「アプリ収益化の鉄則と手段」について議論する。

氏名

アイティメディア株式会社

編集局 IT編集統括部 統括編集長

内野 宏信

氏名

Dynatrace合同会社

リージョナルディレクター
エンタープライズ担当執行役員

井上 武洋

ANAシステムズ株式会社

運用サービスマネジメント部 企画推進チーム
テクニカルマネージャ

西田 哲也

ANAシステムズ株式会社

運用サービスマネジメント部部長

白土 和彦

ANAシステムズ株式会社

旅客サービス部 国際旅客チーム
テクニカルマネージャ

宇佐見 弥生

5

Dynatrace Track

金融業界における顧客体験(CX)に差をつける
DXのすゝめ

~AIを活用しユーザー体験に差をつけている先進実例のご紹介~

講演内容:

金融業界は、FinTechやブロックチェーン、金融オープンAPIなどテクノロジーの進化が特に早い業界の1つです。業界で生き残るため、粒度の細かいパフォーマンス監視、DevOpsの推進、クラウド利用による動的な環境を含むトランザクション監視、グローバル規模のユーザーエクスペリエンスの監視などは、特に取り組むべき課題として挙げられます。このような課題を克服し、顧客体験(CX)に差をつけている金融企業の先進実例をご紹介します。これらの事例から、DX時代に舵を切るべきITサービスの設計や開発運用体制の方向性が見えてきますと幸いです。

氏名

Dynatrace合同会社

執行役員

日野 義久

6

Summary Session

これでDynatraceまるわかり!
製品Update・最新事例を凝縮したサマリーセッション !

講演内容:

Dynatraceから最新テクノロジーと新機能、先進活用事例(AIOps/DevOps/SRE/Kubernetes/ 等)をご紹介いたします。IT責任者、そしてエンジニア、アーキテクトの方に有用なセッションとなっています。ベストプラクティス、情報収集されたいユーザー企業のお客様は必聴です!

7

ハンズオンセミナーの御案内1

Kubernetes環境のモニタリング実演ハンズオン!

講演内容:

マイクロサービスアーキテクチャを採用することでアプリケーションの展開は今までとは比較にならないほど迅速に行われるようになりました。また、マイクロサービスアーキテクチャの基盤となるKubernetesは高度に自動化された仕組みを備えており大規模に展開することが可能です。
しかし、そのことが監視の仕組みを複雑にし従来のやり方からは抜本的な見直しが必要になっています。Dynatraceは自動化とAIの活用により大規模なKubernetesクラスタ、その上で実行されるアプリケーション、その全てを監視することが可能です。
本ハンズオントレーニングを通じて、DynatraceによるKubernetes環境のモニタリング方法について以下の内容を学ぶことができます。
・Dynatrace Operatorの導入方法
・自動作成されたKubernetesのダッシュボードの確認方法
・Dynatrace上でのKubernetes情報の確認
・Kubernetesにおけるラベルとアノテーション
・DynatraceにおけるKubernetesのプロセスグループと
 サービスのネーミング
Kubernetesをすでにご利用中の方やこれから導入を検討している方、監視やオブザーバビリティに興味を持っている方に役立つ内容となっております。

氏名

Dynatrace合同会社

Sales Engineer

角田 勝義

プロフィール:

Sales Engineer, Dynatraceネットワークエンジニアとして、設計・構築などに従事。その後、アプリケーションデリバリーやセキュリティ製品の プリセールスエンジニアとして広くインフラ領域に携わる。 クラウドネイティブ技術に興味を持ちコンテナやKubernetesを中心にモニタリングやオブザーバビリティの重要性を広めるために日々奮闘中。

8

ハンズオンセミナーの御案内2

SREのためのクラウドネイティブなオブザーバビリティを
実現するDynatraceハンズオン!

講演内容:

クラウドコンピューティングを利用して、デジタルサービスを提供する企業にとって、Site Reliability Engineering (SRE) の実践は不可欠になっています。SREは、可用性、パフォーマンス、ユーザー体験、およびビジネスKPIに関するサービスレベルアグリーメント(SLA)を満たすために役立つものです。本ハンズオンではDynatraceを利用してSLIの定義からSLOを策定し、ダッシュボードの作成までを行います。本セッションを通じて、SREを実践するために必要なDynatraceを学ぶことができます。

氏名

Dynatrace合同会社

Sales Engineer

角田 勝義

9

ハンズオンセミナーの御案内3

Real User Monitoringの基本を理解し、
ビジネスダッシュボードの作成方法を学ぼう

~BizDevOpsのためのハンズオン~

講演内容:

DynatraceによるReal User Monitoringの基本を理解し、メトリクスの視覚化ビジネスダッシュボードの作成の仕方について、ハンズオンを通じて学んでいただきます。また、Googleが近年提唱しているCore Web VitalsについてDynatraceによる分析の仕方について学習していただけます。

氏名

Dynatrace合同会社

Sales Engineer

角田 勝義

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

セミナー概要

名称

Webセミナー

DXの夜明け前

Before the Dawn

日時

2022年5月18日(水)- 6月30日(木)アーカイブ配信

会場

オンライン

受講料

無料(事前登録制)

主催

Dynatrace合同会社

メディア協力