新型コロナウイルスの影響や働き方改革の推進によって、業務基盤のクラウドシフトや、情報資産にアクセスするデバイスの多様化が急速に進んでいます。ネットワークの内外を境界によって区別し、主に外側からの攻撃から内側を防御することを主軸とする「ペリメタモデル(境界モデル)」では、侵入された後の境界内部での攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)であることが課題となっており、データやシステムへのアクセスのたびに常に確認を行う「ゼロトラストセキュリティ」に注目が集まっています。当Webセミナーではゼロトラストセキュリティを実現するための様々な情報を提供してまいります。

講演者

株式会社ラック

サイバーセキュリティサービス統括部
デジタルペンテストサービス部 部長
兼 サイバー・グリッド・ジャパン シニアリサーチャー

仲上 竜太

奈良県出身。2001年電気通信大学卒業後、ソフトウェアオフショアベンチャーでの経験を経て、株式会社ラックに入社。サイバー・グリッド研究所長、ネットエージェント株式会社取締役を経て、現在はデジタルペンテストサービス部長としてIoTデバイス、情報システムネットワークなどデジタル資産に対する攻撃手法を用いた侵入テスト(ペネトレーションテスト)サービスを担当。

株式会社アイ・ティ・アール

コンサルティング・フェロー

藤 俊満

外資系ITリサーチファーム において、 ITコストベンチマーキング手法を用いたITコスト最適化、ITリスクマネジメント、ベンダー評価などのITマネジメントコンサルティング業務に従事。また、国内大手証券系シンクタンクでは、金融業界向けシステムコンサルティング、大手商社系システムインテグレーターのクラウド事業部門ではアウトソーシング、クラウド移行、システム事業継続計画(IT-BCP)策定などのコンサルティング責任者を務める。
ITコンサルティングのみならず、金融機関・流通業・製造業向けのビジネスコンサルティングやESG(環境・社会・企業統治)投資評価コンサルティングの実績も有する。

プログラム

13:00 - 13:40

基調講演

デジタルの浸透で起こる行動変容とセキュリティ対策の変化

ー組織におけるゼロトラストの現在地ー

講演内容:

コロナ禍やDXによって様々な場面でデジタルの活用が浸透しています。テレワークの常態化は物理的な労働環境に大きな変化をもたらし、デジタルワークプレースなくして仕事のデザインは難しい時代となりました。ゼロトラストは多様化するデジタルワークプレースに対応する柔軟かつ強固なセキュリティアーキテクチャですが、ターンキーソリューションではありません。
本講演ではDXで変革を遂げる組織におけるゼロトラストの取り組みに向けた「現在地」の見つけ方について考えます。

株式会社ラック

サイバーセキュリティサービス統括部
デジタルペンテストサービス部 部長
兼 サイバー・グリッド・ジャパン シニアリサーチャー

仲上 竜太

13:40 - 14:10

NISTゼロトラスト・アークテクチャ考察とアカマイ
ソリューション実用事例の紹介

講演内容:

現在ゼロトラストは、「How」つまりどの様に実装するかが1番の関心ごととなっています。そこで広く参照されているのがNIST(米国標準技術研究所)のSP800-207 Zero Trust Architectureという文書です。本セッションでは、これをもとにゼロトラスト取り組みにおける要点を解説し、実際の取り組みケースについてご紹介します。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社

マーケティング本部 シニア プロダクト マーケティング マネージャー

金子 春信

14:15-14:45

ゼロトラストへの第一歩!EDRとIDaaSを簡単に
連携・自動化!

講演内容:

ゼロトラストの実現に重要なIDaaSとEDR。単に製品を導入しただけではゼロトラストは実現出来ない一方で、複数製品の連携がハードルとなり実装できていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?本セッションでは、IDaaSとEDRを簡単に連携し、最適なアクセスコントロールを実現するためのコツをご提供いたします。

株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー

第2営業統括部第6営業部第1課 課長

小田切 悠将

株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー

第1技術統括部第5技術部第1課

川口 晃司

14:50 - 15:20

作って終わりではない、ゼロトラストセキュリティの
運用サイクル

講演内容:

このセッションでは維持改善し続けられるゼロトラストセキュリティの運用について解説します。資産へのアクセス状況を正確に把握するにはどのような方法が有効か、運用管理のデモを交えながらご説明します。

キヤノンITソリューションズ株式会社

サイバーセキュリティラボ セキュリティアナリスト

山田 和政

(提供:キヤノンマーケティングジャパン株式会社)

15:25 - 15:55

SASEアーキテクチャ採用によりゼロトラストはここまで実現できる!

講演内容:

以前から誰もが注目していたが、なかなか実現できない、それがゼロトラストでした。しかし昨今では技術がさらに進歩し、新しいソリューションが世に出ることにより、実現が現実的になってきました。SASEのアーキテクチャに沿ったNetskopeが、皆様にどのような価値を提供し、ゼロトラストのどのような部分を担うことができるかをご説明します。また、クラウドサービスの運用における課題解決や負荷を軽減するサービスをご紹介します。

Netskope Japan株式会社

SE部 エバンジェリスト

白石 庸祐

東京エレクトロンデバイス株式会社

CN BU CN営業本部 パートナー営業部

鴻上 晴美

16:00 - 16:30

DX、リモートワーク時代に欠かせない先進的なデータ認識型ゼロトラストネットワークアクセスとは?

~境界防御モデルに潜む課題と対策~

講演内容:

デジタルトランスフォーメーションの進行とリモートワークの加速に伴うクラウドサービス利用の急拡大により、従来の「境界防御モデル」は変化を迫られています。本セッションでは社内・社外からのデータアクセスに依存せず、企業アプリケーションへのリモートアクセスを可能にしながら機密データの不適切な処理を防ぎ、重要データ保護を実現するための課題や対策をご紹介し、「先進的なデータ認識型ZTNA」である弊社ソリューションをデモを交えてご説明します。

MCAFEE ENTERPRISE

執行役 セールスエンジニアリング本部 本部長

櫻井 秀光

16:35 - 17:05

基調講演

ゼロトラストがもたらす次世代のワークスタイルと
企業システム

講演内容:

コロナ禍により従業員の勤務形態はテレワークが常態化してきており、企業のネットワーク・セキュリティアーキテクチャは境界防御型からゼロトラスト型へ進化しつつある。ゼロトラスト型アーキテクチャは従業員のワークスタイルを変化させるだけでなく、企業システムも変革すると想定される。本セッションでは、ゼロトラスト化によって描かれる新しい企業システムの姿について述べる。

株式会社アイ・ティ・アール

コンサルティング・フェロー

藤 俊満

  • ※ 講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。
  • ※ 2021年10月12日、基調講演者につきまして当初の予定から変更となりました。以前にお申し込みをいただいた皆様には、お申し込み後の変更となり申し訳ございません。

セミナー概要

名称

Webセミナー

DX時代のゼロトラストセキュリティ 2021

日時

2021年10月21日(木)13:00 - 17:05

会場

オンライン(Live配信)

受講料

無料(事前登録制)

主催

SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)

協賛

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
Netskope Japan株式会社
東京エレクトロンデバイス株式会社
MCAFEE ENTERPRISE
ほか(随時追加)

メディア協力