［東京　２７日　ロイター］ - 日産自動車が２７日発表した１月の世界販売は、前年同月比５．９％減の２５万１１３６台だった。国内、海外とも前年割れが続き、全体では１０カ月連続でマイナスだった。米国は１割以上増加する一方、中国が３割、国内が３％超減少した。

海外販売は同６．４％減の２１万１４５４台と、１０カ月連続で前年比マイナスだった。中国はセダンの「シルフィ」が不振で同３０．７％減、欧州は同２．６％減少した。

一方、米国はスポーツ多目的車（ＳＵＶ）「ムラーノ」の新型車が押し上げ同１３．９％増、メキシコも同１．５％増だった。

国内販売は軽自動車も含め同３．３％減の３万９６８２台。ＳＵＶの「エクストレイル」や軽自動車「ルークス」が落ち込み、４カ月連続で前年を下回った。

世界生産は同１１．３％減の２４万３４３７台と、８カ月連続で前年を割り込んだ。国内生産は同４．５％減の５万２１１２台、海外生産は同１３％減の１９万１３２５台だった。このうち米国はセダンの「アルティマ」の低迷で同１２．２％減、中国は「シルフィ」の不振で同３５．８％減だった。

日本からの輸出は北米向けが同２９％減の１万１３９６台、欧州向けが同７４．６％減の１２６８台だった。