- 2024/10/30 掲載
サウジ初の中国企業特化ETF、30日に取引開始 中東で最大規模
[香港 29日 ロイター] - サウジアラビア初となる香港市場に上場する中国企業に焦点を当てた上場投資信託(ETF)は、中東地域におけるそうしたファンドとしては最大規模となる見通し。
発行体アルビラド・キャピタルとそのパートナーである香港のCSOP・アセット・マネジメントによると、サウジの証券取引所で30日に取引が始まる「アルビラド・CSOP・MSCI・香港・中国株ETF」は、開始時点で12億ドル以上の資金を集めている。LSEGのデータによると、これは現在最大規模のイスラムETF「Al Rayan Qatar ETF」(カタール証券取引所上場)を上回る。
アラブ諸国と中国や香港との結びつきが強まる中、このETFは中東地域の投資家の中国の資本市場へのアクセスを容易にする。
CSOPによると、ETFはイスラム法(シャリア)に準拠しており、MSCI香港チャイナ・コネクト・セレクト・インデックスに連動する香港上場ETFを通じて30銘柄に投資する。
料理宅配アプリ大手の美団、電動工具メーカーの創科実業、スポーツ用品の安踏体育用品(ANTAスポーツ)が投資対象の上位3位。
アルビラド・キャピタルのザイド・アルムファリ最高経営責任者(CEO)は「投資家がシャリアの原則を順守しながら香港を通じて中国のダイナミックな成長に関与するための新たな道を開く商品になる」と述べた。
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