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- 2015/01/17 掲載
ネットフリックス、Huluでも話題 なぜアメリカの経営者半数が海外ドラマを観るのか
ネットフリックスがもたらしたネット発のドラマ人気
インターネットやスマートデバイスが普及したことでテレビへの接触時間が減少し、その一方でニュースアプリ、電子書籍、YouTubeといったメディアへの接触時間が増加した。とくに動画コンテンツに関しては、ネットのブロードバンド化によって動画配信サービスの利用者が増加。アメリカを中心として、ネットフリックスやHuluといった動画配信サービス会社が台頭し、テレビ業界のコンテンツ制作、配信形態にも変化を起こしている。ネットフリックスやHuluでは既存の映画やテレビ番組に加えて、ネットで視聴できない独自のドラマを制作し、ユーザーから高評価を受けている。
こうしたなか2014年末、ソニー・ピクチャーズエンタテイメントを中心として設立された研究団体「海外ドラマLab.」は、マクロミルが行った「海外ドラマの意識調査」の調査結果を発表。日本・アメリカ・イギリスのビジネスマン各300人を対象にした同調査では、アメリカやイギリスのビジネスマンがドラマから受けているさまざまな影響について、次のように分析している。
アメリカとイギリスのビジネスマンは、「ドラマで観た内容、シーン、ファッションを普段のライフスタイルの中で参考にしたことはありますか?」との問いに対して全体の80%以上が「ドラマを自身のライフスタイルの中で参考にした事がある」と回答した。
また、「アメリカのドラマ/イギリスのドラマの内容や表現方法、交渉術などをビジネスシーンで参考にしたことはありますか?」との問いに対しては、アメリカ人の70%、イギリス人の56%が「参考にしている」と回答した。具体的に挙がったのは、ネットフリックスが制作した政治ドラマ「ハウス・オブ・カード」だ。2013年に公開された同作は、アカデミー賞受賞男優のケヴィン・スペイシーが主演、「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャーが監督をつとめた。同作はテレビ界のアカデミー賞とよばれるエミー賞にノミネートされ、ネット配信のドラマとしては初めて受賞を果たした人気作だ。
さらに「アメリカ/イギリスのドラマでお薦めしたいコンテンツは何ですか?」との問いに対して、アメリカのビジネスマンの回答を役職別に集計した結果は以下の通り。
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