• 2013/09/20 掲載

電通、スペインの広告代理店「ワイメディア」買収 同国2位のシェアに

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電通が2013年3月に買収した同社の海外本社「電通イージス・ネットワーク」(以下、DAN)は、傘下のイージス・メディア・イベリアを通して、スペインの広告代理店「Ymedia」(以下、ワイメディア社)の株式51%を、同社主要株主から取得した。これにより電通グループのスペインでのシェアは2位になるという。
 ワイメディア社の買収に伴い、DANはワイメディア社が主要株主である同国のデジタルエージェンシー「Wink TTD」(以下、ウインク社)の株式31.8%も、ワイメディア社に付帯する形で取得した。

 今後DANは、ワイメディア社、ウインク社、およびこれら2社の株主との個別合意に基づき、2019年までに2社をイージス・メディア・イベリアの100%子会社にする予定という。

 電通では、これら2社の買収によって、世界トップ20マーケットのひとつであるスペインにおいて、同社グループの競争力をさらに強化していくことにあると狙いを説明している。

 ウインク社は設立以来、ワイメディア社のデジタル部門としての役割を担っている。ワイメディア社は統合型の広告キャンペーン展開に強みを持ち、デジタルマーケティング事業を専門とするウインク社や電通グループのIsobar(アイソバー)と連携することで、クリエーティビティーの高いサービスを提供する広告代理店としてのポジションを確立してきた。

 電通グループはこれまでスペインのメディア事業においては、Carat(カラ)とVizeum(ビジウム)という2つのブランドで事業を展開してきたが、今回の買収を契機に、現Vizeum Spain(ビジウム・スペイン)を買収後のワイメディア社に統合する考えという。

 これにより、電通グループの市場シェアはスペインで業界2位のポジションを獲得できるようになると見込んでいるという。

photo
世界の広告業界における売上高総利益ランキング
(出典:Ad Age、ZenithOptimediaなどをもとに算定,2011)


 世界の広告業界は、英WPP、米オムニコム・グループ、仏ピュブリシス・グループ、インターパブリック・グループの4大メガ・エージェンシーに、国内最大手の電通が追従する形になっている。電通は、2013年3月に英イージス・グループを買収して、インターパブリックに迫っている。また、7月には2位のオムニコムと3位のピュブリシスが合併計画を発表している

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