リクルートが個別最適のインフラから脱却し、マルチクラウド化を達成した背景に迫る
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クラウドで複雑化するインフラ環境を安全・高速・安定して利用するために
ITによるビジネス改革が当たり前となり、アプリケーションやサービスをスピーディにリリースし、新しい価値を生み出すことが急務となっている。こうした背景からITインフラのパブリッククラウド利用が進み、アプリケーション実行環境はますます複雑化している。このほど開催された「F5 Agility Tokyo 2017」に登壇したF5ネットワークスジャパン 社長の古舘 正清氏は、これからのIT部門に求められることは、「複雑化が進むプラットフォームから開放され、アプリケーションやサービスを『いつでも』『早く』『安全に』提供できるアプリケーション基盤を手に入れ、運用することだ」と述べた。
F5ネットワークスは、「制約なくアプリケーションを利用できる世界へ」をビジョンに掲げ、安全に、高速に、安定してお客様企業のハイブリッドクラウド環境、マルチクラウド環境を提供することをミッションとする。
古舘氏はそのために注力する5つの事業を明かした。1つ目は「オンプレミス/プライベートクラウド」だ。アジリティとスピードを重視する「モード2」のアプリケーションに対するニーズの高まりに対応するため、クラウドネイティブに対応する実行環境を、同社のロードバランサ「BIG-IP」上で展開する。
2つ目は、最も注力する「パブリッククラウド」だ。AWSやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウド上で開発されるアプリケーションが増えている。そこで、クラウド上でも利用したいときに、利用したいだけBIG-IPのテクノロジーを使えるコンサンプションモデルを提供する。
3つ目は「セキュリティ」で、そのセキュリティソリューションをクラウドサービス化した「F5aaS」モデルが4つ目のポイントとなる。DDoS防御やWebアプリケーション ファイアウォール(WAF)を「Silverline」というブランドで国内展開していく。そして、5点目は、「グローバルサービス」だ。
「これまでプライベートクラウドで展開していたアプリケーションがパブリック上で展開されています。しかも、マルチクラウドの環境が進んでおり、これまで以上にインフラ環境は複雑化しています」(古館氏)
こうした複雑化は「セキュリティポリシーのコントロール欠如」や、「アプリケーションのマネジメントとオーケストレーション」「ビジネス部門とIT部門の連携の必要性」「クラウドベンダーのロックイン」といった新たな課題、問題を引き起こしている。
そこで、アプリケーションをパブリッククラウドに移行したときにも、一貫性あるポリシーで移行、クラウドを自在に利用しサービス展開を高速化する実行環境が求められている。これを支えるのが、F5ネットワークスの「アプリケーションサービス」と呼ばれるテクノロジーだ。セキュリティやID、アクセス制御、可用性、パフォーマンス、モビリティ等の領域でさまざまなサービスを提供していく。
古館氏は、日本における重点施策に、「プライベートクラウド」「ハイブリッド&マルチクラウド」「セキュリティ」の3点を挙げた。そして、日本市場の要望を反映するための5つの施策を紹介した。
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