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2017年07月10日

リクルートが個別最適のインフラから脱却し、マルチクラウド化を達成した背景に迫る

ビジネスのスピードアップに対応するため、ITインフラの柔軟性や機敏性に関するニーズは高まるばかりだ。パブリッククラウドの利用は一層進み、企業は、ハイブリッド環境、マルチクラウド環境でアプリケーションを開発、実行しながら、新たな価値を生み出していくことが求められる。インターネットサービスを2000年頃から本格化したリクルートは、いかにして個別最適のネットワークインフラから脱却し、統合、マルチクラウドへと進化したのか。リクルートテクノロジーズ 執行役員CTOの米谷 修氏が明かした。


クラウドで複雑化するインフラ環境を安全・高速・安定して利用するために

 ITによるビジネス改革が当たり前となり、アプリケーションやサービスをスピーディにリリースし、新しい価値を生み出すことが急務となっている。こうした背景からITインフラのパブリッククラウド利用が進み、アプリケーション実行環境はますます複雑化している。

 このほど開催された「F5 Agility Tokyo 2017」に登壇したF5ネットワークスジャパン 社長の古舘 正清氏は、これからのIT部門に求められることは、「複雑化が進むプラットフォームから開放され、アプリケーションやサービスを『いつでも』『早く』『安全に』提供できるアプリケーション基盤を手に入れ、運用することだ」と述べた。

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F5ネットワークスジャパン 社長
古舘 正清氏


 F5ネットワークスは、「制約なくアプリケーションを利用できる世界へ」をビジョンに掲げ、安全に、高速に、安定してお客様企業のハイブリッドクラウド環境、マルチクラウド環境を提供することをミッションとする。

 古舘氏はそのために注力する5つの事業を明かした。1つ目は「オンプレミス/プライベートクラウド」だ。アジリティとスピードを重視する「モード2」のアプリケーションに対するニーズの高まりに対応するため、クラウドネイティブに対応する実行環境を、同社のロードバランサ「BIG-IP」上で展開する。

 2つ目は、最も注力する「パブリッククラウド」だ。AWSやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウド上で開発されるアプリケーションが増えている。そこで、クラウド上でも利用したいときに、利用したいだけBIG-IPのテクノロジーを使えるコンサンプションモデルを提供する。

 3つ目は「セキュリティ」で、そのセキュリティソリューションをクラウドサービス化した「F5aaS」モデルが4つ目のポイントとなる。DDoS防御やWebアプリケーション ファイアウォール(WAF)を「Silverline」というブランドで国内展開していく。そして、5点目は、「グローバルサービス」だ。

「これまでプライベートクラウドで展開していたアプリケーションがパブリック上で展開されています。しかも、マルチクラウドの環境が進んでおり、これまで以上にインフラ環境は複雑化しています」(古館氏)

 こうした複雑化は「セキュリティポリシーのコントロール欠如」や、「アプリケーションのマネジメントとオーケストレーション」「ビジネス部門とIT部門の連携の必要性」「クラウドベンダーのロックイン」といった新たな課題、問題を引き起こしている。

 そこで、アプリケーションをパブリッククラウドに移行したときにも、一貫性あるポリシーで移行、クラウドを自在に利用しサービス展開を高速化する実行環境が求められている。これを支えるのが、F5ネットワークスの「アプリケーションサービス」と呼ばれるテクノロジーだ。セキュリティやID、アクセス制御、可用性、パフォーマンス、モビリティ等の領域でさまざまなサービスを提供していく。

 古館氏は、日本における重点施策に、「プライベートクラウド」「ハイブリッド&マルチクラウド」「セキュリティ」の3点を挙げた。そして、日本市場の要望を反映するための5つの施策を紹介した。

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F5ネットワークスジャパンとしての重点施策として3点、日本に根差した事業展開として5点の施策を紹介した


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・「クラウド」「IoT」「セキュリティ」の変化のメガトレンド
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