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2017年05月10日

知っておくべき「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」の基本、製品選択のポイントは?

Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといったパブリッククラウドの普及を尻目に、「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)」と呼ばれるITインフラが注目を集めている。サーバ、ストレージ、ネットワークと仮想化のテクノロジーを1つの筐体に集約し、シンプルで拡張性の高い企業システムを構築できることから、データセンターを運用する大手企業やスピードを必要とする企業などで導入がすすんでいる。既存のITインフラやコンバージドインフラとの違いなど、ハイパーコンバージドインフラとは何かをあらためて整理し、製品選択のポイントを紹介しよう。

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大手ベンダーも参入の「ハイパーコンバージドインフラ」を知る

(© cookiecutter – Fotolia)


ハイパーコンバージドインフラとは何か、コンバージドインフラとの違いは?

 スピードが重視されるシステムのITインフラ基盤の選択肢として真っ先に浮かび上がるのは、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureをはじめとするパブリッククラウドだろう。

 しかし現実的には、クラウドではなくオンプレミスを選択する企業もまだまだ多い。クラウドではシステム要件やセキュリティポリシーを満たせない、あるいは規模や運用を考慮して比較した試算した結果、TCOがオンプレミスより高くなることもあり得るためだ。

 こうした背景のもと、数年前から「コンバージドインフラ」と呼ばれるITインフラが注目を集めている。

 「コンバージド」とは「集中した」「集約した」といった意味。つまり特定のメーカーのサーバ、ストレージ、ネットワークといったハードウェアと、ハイパーバイザや管理ツールといったソフトウェアをあらかじめ組み上げ、動作確認したうえで出荷されるITインフラである。

 コンバージドインフラは機器調達の手間がいらないため、スピード重視な海外企業を中心に導入が進んだが、ストレージの柔軟性という点で課題があった。サーバだけであれば拡張も比較的容易だが、ストレージも含めた拡張となると粒度が大きくなるなど、使い勝手はあまり良くない。

 こうした状況を変えたのが、「ハイパー」を名に冠したハイパーコンバージドインフラである。

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ハイパーコンバージドインフラとは?


 ハイパーコンバージドインフラはコンバージドインフラと同様、サーバやストレージの組み上げが必要ないため、迅速で簡単にセットアップができる。

 コンバージドインフラと異なるのは、外部ストレージのかわりに各サーバの内蔵ストレージを使うという点だ。内蔵ストレージはソフトウェアで制御されており、容量や性能を柔軟に拡張できる。さらに、外部ストレージ用の物理スペースも不要になるので、データセンターの省スペース化というメリットもある。

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