IoTエバンジェリスト3名が語る「データ」のビジネスへの生かし方
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サービスのさらなる付加価値、利便性提供にIoTを活用
IoTを使ってビジネスを展開していこうという企業には、データ活用に関するさまざまな課題がある。このほど都内で開催された「ウイングアークフォーラム 2016」では、IoTビジネスを展開する注目の企業3社が登壇し、各社の取り組みと狙いを語った。まずは、エスキュービズム 取締役の武下 真典 氏だ。同社は、IoTインテグレーション、ECサイトやPOSシステム構築などを中心に「よいモノを普及させる仕組みを創ることで、自らの手で世の中を変えていく」ことを社是に掲げている。
同社の特徴的なIoTの取り組みは、飲食店向けIoT対応の「コールベル」だ。これは、テーブルに置かれたブロック形状のコールベルを利用客が倒すだけで、ネットワークに接続されたスタッフのリストバンドに通知が飛び、オーダーが可能になるもの。武下氏は「テーブルでのオーダーの待ち時間を削減し、迅速なサービス提供を可能にします」と語る。
また、Wi-Fiルーターのレンタルサービスを手がけるビジョンと協業し、エスキュービズムのIoTロッカー「スマート宅配BOX」を活用した、ビジョンのレンタルWi-Fiルーターの受け取りをスムーズにするソリューションを羽田空港で提供している。
そして、コインパーキングのIoT化にも取り組む。三井のリパークにて、空いている駐車スペースを見える化し、利用者によるスマホアプリでの駐車スペースの予約を可能にした。利用料金の決済もアプリで行える。
続いて、農業生産のIoT化に取り組むのはセラクだ。同社 みどりクラウド事業部 事業部長の持田 宏平 氏は、狭い国土ながら高付加価値な農業を実現した「オランダ型農業」に学んだと語る。
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