電話やメールはもう限界? 15年前から「電話・メール・紙」を捨てた企業「チャットワーク」の“働き方”
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電話やメールのコミュニケーションには弊害がある
仕事を効率化し、一人ひとりの社員の生産性を高める上で重要な要件となるのが、円満・円滑な人間関係を作るコミュニケーションだろう。とはいえ、理想の実現は容易なことではない。現在、ビジネス・コミュニケーションのツールとして一般的に使われているのは電話とメールだが、これが曲者なのだ。こちらの都合などまったくお構いなしにかかってくる電話によって、否応なく仕事の手を止めなくてはならない。電話を切っても、頭をすぐに切り替えて元の仕事に戻ることはできず、多大なタイムロスが発生してしまう。メールも同様だ。相手方に失礼のないようビジネス文書として本文や件名などの体裁を整えると共に、誰をCCに入れておくのかといったことまで組織のルールに従う必要がある。誤送信も恐ろしい。あれこれ気を遣うことが多すぎて、肝心の用件のやりとりが、なかなか進まない。
こうしたコミュニケーションのストレスからの解放を、徹底して追求してきた日本発のベンチャー企業がChatWorkだ。同社 常務執行役の山口 勝幸氏は、こう語る。
「私たちは2000年に創業して以来、一貫して電話やメール、紙を使ったやりとりを排除してきました。できる限りの削減ではなく、『完全な禁止』です」(山口氏)
では、同社はどうやって社内外の相手とコミニュケーションしているのだろうか。主な手段として用いられているのが「チャット」である。近年、LINEやFacebookメッセンジャーの登場で注目を増しているチャットだが、同社では15年の昔からビジネスにチャットを活用してきたという。
「自社で開発した基盤を、社員自らが使い込みながら、ストレスフリーでより働きやすくなる機能やユーザーインタフェースにこだわり、ブラッシュアップを続けてきました」(山口氏)
そして同社は、このビジネスチャットの仕組みを、自分たちと同じ中小企業を含めたより広い企業に使ってもらいたいと考えてクラウド化し、2011年3月1日よりサービス提供を開始した。それが「チャットワーク」である。すでに2016年6月末時点で世界205の国と地域、10万4000社を超える企業に導入実績を拡大しているこのチャットワークの魅力は、何なのだろうか。
・LINE等の個人向けツールが業務に浸透する“シャドウIT”の実態
・「個人向け」とは異なる、「ビジネス」チャットの条件とは
・長年培ったノウハウが生み出す“こだわり”機能
・導入実績は10万4000社超、実は非IT系の企業が積極的
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