「販売データや顧客データを分析したいのに…」 組織のBI活用を妨げる3つのカベの超え方
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ビジネスの現場では、まだまだ目の前にある業務のBI化が課題
BIを活用したい企業に対して調査したアンケートの結果をみると、「既存業務のデータ」の活用が課題となっているようだ。「BIを活用したい業務/データとは何か?」という問いに対して、「販売/在庫管理」と答えた企業が19%、次に「マーケティング」が18%と高く、「CRM/SFA」が11%と続く。■調査方法:イベント来場者にアンケート用紙を配布し回答を依頼
■有効回答数:897(設問への総選択数)
ビジネスの現場における業務データといえば、やはり販売/在庫管理データだ。自分の担当している製品がどれだけ売れたのか、どこで売れているのかを知りたいというニーズは高い。
また2位のマーケティング、3位のCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)、SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)といった分野は、これまで個別のシステムが構築され、データが蓄積されてきた。しかし、その格納場所はバラバラといった状況の企業が多い。本来、これらのデータは関連性があり、組み合わせて分析することで新たな知見が得られるものである。その意味で、これらのデータを統合的に管理できるツールを求めている顧客が多いといえるだろう。
また、ポイントはそれほど高くないものの、「Excelデータ」という旧来から使われてきたデータと、「IoT/M2Mデータ」という昨今増えている新しい種類のデータ、それぞれの代表選手が拮抗している。Excelデータに関しては、これまで貯めてきた既存資産のデータをBI分析して活用したいという声は多い。
また、今注目されているIoTデータは、実際はそれほど新しい概念ではなく、1990年代ごろから日本の製造業の現場を中心に徐々に蓄積されていた。しかし、これらのデータをいざ分析するためには、実現コストが非常に高かった。それが、近年はハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク環境が整い始め、リアルタイム分析にも対応できる土台ができたことで、IoTデータ活用に意欲的な企業が増えたと考えられる。
こうしたデータのBI活用ニーズは明らかながら、課題を抱えてその推進が中断してしまう企業も少なくない。なぜ企業のBI活動が上手くいかないのか。企業は、「収集・展開・育成」という3つのカベを打ち破らねばならないのである。
・BI活用を妨げているのは「収集・展開・育成」という3つのカベ
・現場、情シス一体でBIを活用する富士ゼロックスマニュファクチュアリング
・机上の比較は一見にしかず、BIツールに実際に触れる方法とは
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