「注意喚起×意思のマーケティング」で、顧客のリアルな感情を把握せよ
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求められるのは「注意喚起×意思のマーケティング」
かつて消費者に対して商品の認知度を高め、購買意欲を喚起する大きな役割を果たしてきたのは、テレビCMや新聞、雑誌などのメディアだった。また、その商品を実際に購入に結び付ける主戦場はリアルな店舗だった。こうした購買行動に大きな変化をもたらしたのが、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスである。現在の消費者は、いつでも、どこからでもネットにアクセスし、興味を持った商品の情報をさまざまなWebサイトやSNSから集め、自分にとって都合の良いルートから購入するようになった。
実際、消費者が一日の中で接するメディアの内訳をみると、デジタルデバイスが90%以上を占めるという調査結果もある。「Every Customer is a Digital Customer」(すべての顧客はデジタル顧客へ)と呼ばれるモーフィング(変容)が起こっているのである。そうした中で重要度を増しているのがデジタルマーケティングであり、バナー広告やメールを通じたキャンペーンやリコメンデーションが盛んにおこなわれている。
ただ、このアプローチが必ずしも消費者から歓迎されているわけではない。「Digital Marketing Management Day 2015」に登壇したソフトバンク・テクノロジー データソリューション本部 シニアコンサルタント 澤本 陽介氏は、「70%以上の消費者が不要な情報が多すぎると感じている」と指摘した。
例えば、企業から送られてくるキャンペーンメールやメルマガの大半が、迷惑メールフォルダに直行している。また、やっとのことでランディングページに誘導できたとしても、すぐに離脱してしまう。「消費者の興味を喚起し、購買を促したい企業の思いはわかるが、やみくもな情報発信を続けていたのでは逆効果になりかねない」と澤本氏は警鐘を鳴らす。
消費者に知ってほしい情報を簡単に届けることはできない――。この現実をしっかり認識したうえで、どうすればデジタルマーケティングを成功に導けるのだろうか。
・“誰が、いま、何を思っているのか”という「感情データ」の活かし方
・消費者の明確な意図(インテンション)に基づいたターゲティングとは?
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