中堅中小企業の半数以上が導入済、サーバ仮想化に乗り遅れたらいけない理由
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Windows Sever 2003サポート終了、それでもサーバは止まらない
同じく、IDC Japanは2014年10月、Windows Server 2003を使用している企業に対してサポート終了への対応策を尋ねたところ、「Windows Server 2012を搭載したサーバを新たに購入する」が4割以上、「Windows Server 2003以外のOSを採用している導入済みサーバに載せ換える」が2割強、「Windows Server 2003をそのまま使い続ける」が2割近くという結果が出た。
こうしたデータから浮き上がってくるのは、サポート終了によりセキュリティリスクが高まるにもかかわらず、何らかの理由でWindows Server 2003を移行しない企業や、どのように対応するか方向性を決められない企業があまりにも多いということだ。サポート終了によって、OSに対する修正プログラムが配布されなくなるということは、ハッカーにとって標的型攻撃がしやすくなったということであり、社内外に計り知れない悪影響を及ぼしかねない。一刻も早く、Windows Server 2008/2008 R2、Windows Server 2012/2012 R2といった後継のサーバOSに移行すべきである。
なぜ中堅中小企業の半数以上が仮想化を選択するのか?
しかし、サーバOSの移行をするとなると、同時にハードウェアの刷新も検討しなければならない。10年以上前にリリースされたサーバOSがインストールされているハードウェアの多くは老朽化が進んでおり、マシンパワーの不足や故障リスクといった問題が発生し得るからだ。サーバOSのサポート終了にともなうサーバ刷新時、今日の企業が取り得る選択肢は単純にハードウェアを入れ替えることだけなのだろうか。実はもう、中堅中小企業においても、その半数以上が「サーバ仮想化」へと舵を切っている。
中堅中小企業のIT市場調査を行っているノークリサーチの発表によれば、中堅中小企業がサーバ新規導入・刷新/更新する際、今後一年以内に仮想化を適用する、あるいはしている企業の割合は、55.4%にのぼっていることが明らかにされた。その内訳は「最初からサーバ仮想化の仕組みが備わっており、実際に活用している」が34.8%、「購入時にサーバ仮想化の仕組みを別途導入し、実際に活用している」が20.6%で、すでに浸透、定着段階を突き進んでいる。もはや仮想化の技術を使っていない企業が少数派なのだ。
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