「最後の1cmを埋める」──20年先を見据えたサトーのIoT戦略とは?
経営者ラウンドテーブルレポート:共催 セールスフォース・ドットコム
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SCM全体の情報を紐付けて見える化し、安心・安全を提供
産業用プリンタやRFIDタグなどを製造・販売し、情報とヒト・モノ・コト・インフラを結び付ける究極のトレーサビリティを目指すサトーホールディングス。スーパーやコンビニでよく見かける、商品に価格や日付などのラベルを貼る「ハンドラベラー」や、熱転写式バーコードプリンタを世界で初めて開発したことでも知られている。近年では、バーコード、2次元コードで培った自動認識のノウハウを活かし、電波で情報通信・読み取りを行うRFIDにも力を入れている。同社独自の「PJM」(Phase Jitter Modulation)技術は、1秒間に最大600個のRFIDタグを読み込み、さまざまな分野で遠隔在庫管理を実現できる高速・高精度な技術だ。
たとえば、農場で小麦を育て、食品として製造。それをトラックで運び、店舗で販売し、消費者が購入することで、ようやく人々は食卓でパンを口に運べるようになる。このような生産から流通までのサプライチェーン全体の情報を紐付けて「見える化」することで、顧客に正確な情報と安心・安全な食物を提供することができる。それをサポートするのが同社の役割だと言う。
「たとえばペットボトルにしても、何もラベルが付いていない状態で陳列していれば、お客様は商品を手にとってくれないでしょう。ほんの1枚のラベルですが、それで商品の値段・日付・中身・ブランドなど多くの情報が分かり、お客様に安心して購入いただけるのです。このように、我々はモノへの情報の紐付けを1つ1つ丁寧にサポートしているのです」(小玉氏)
サトーが次の20年を見据えて導き出したもの
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