グーグルが明かす、会社に無断でつい使ってしまうシャドー IT の実態
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2人に1人が会社に無断で個人端末を利用していた
1つ目の調査は、個人所有の端末を会社の業務に使っているか? というBYODに関する質問だ。
「結論から言うと『2人に1人』が何らかの形で社内で個人端末を使っていることが浮き彫りになりました。IT管理者にとってショッキングだった点は、禁止されている端末を使っているユーザーの割合が41.2%もあったことです。個人端末には、PC(46.8%)はもちろん、スマートフォン・タブレット(58.6%)のほか、USBメモリーなども含まれています」(橋口氏)
続いて個人利用のアプリケーションやサービス「BYOA」(Bring Your Own Application)については、4人に1人が無料のアプリケーションを無断で使っているという。内訳は、文書作成ツール(47.0%)、ファイル共有(45%)、メール(33.4%)、カレンダー(26.9%)の順だ。
文書作成ツールのうち、Office製品のアプリケーションを使うユーザーも多い。これにはたとえライセンスを持っていても、パッチが当っていない、あるいはドキュメントにマルウェアが感染する可能性などのリスクが潜んでいるという。橋口氏は特に危険な行為について次のように語り、警鐘を鳴らした。
「特に危険なのは、業務データを外部記憶メディアに落として社外に持ち歩いたり、個人アドレスに業務データを転送するケースで、これらはいずれも45%の社員が行っています。企業内のパスワードを外部サービスで使いまわすケースも、非常に危ない行為です。セキュリティ対策の不十分なサービスから ID やパスワードが漏れて、芋づる式に他サービスや企業の情報までハッキングされるからです」
こういったシャドー IT が行われる背景にあるのは、社員自身の”業務を効率化させたい”という思いだ。
「業務量が多いユーザーは『家に持ち帰って仕事をしたい』という思いから、悪意もなくやむを得ずシャドー IT を行ってしまうケースがほとんどです。また、社外との共同作業が必要な場合も、相手とやりとりする際に共有サービスを使ってしまう場合もあります。いかに不便が悪か、ということがよく分かります」(橋口氏)
危険なことは承知していながら、その利便性からついつい行われてしまうシャドー IT。この悩ましい問題に、どのような対策を講ずればよいのだろうか。
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