そのクラウドは戻ってこれるか?運用管理を一元化するハイブリッドクラウドの最適解
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オンプレミスに、簡単に戻れるという選択肢
ユーザーにとって選択肢が少なく、何かと制約・制限の多いオンプレミスのITインフラに比べ、パブリッククラウドは「ほぼ無限大のリソースを活用できる」「その都度使いたいだけサーバを使える(不要になればいつでも消せる)」「サーバ追加は数分でできる(自動化も可)」「ストレージのI/O性能も自由に指定できる」など、はるかに使い勝手が良く、高い自由度を得られる。こうしたメリットを目の前にすると、パブリッククラウドを使いたくなるのは無理からぬところだろう。
とはいえ、諸手を挙げて賛同するわけにはいかない。「勝手クラウドは、企業に多くの弊害をもたらすのも事実」と強く訴えるのは、ヴイエムウェア ハイブリッドクラウドサービス本部のシニアマーケティングマネージャである斉藤 竜太氏だ。
2015年3月2日に東京で開催されたVMware vCloud Airサービスリリース特別セミナーにおいて、「真のハイブリッドクラウド“VMware vCloud Air” 概要と今後の展開」と題するセッションに登壇した斉藤氏は、オンプレミスと互換性を持たないパブリッククラウドに対して、「アプリケーションの再設計が必要となり、移行コストや作業負荷、セキュリティのリスクが高まる」「予算管理ができず、計画的に毎月の支出をコントロールするのは不可能に近い」といった問題を挙げた。
そして、最大の弊害として強調したのが、「オンプレミスに戻したくなった場合に、多大なコストと労力がかかる」ことである。
裏を返せば、「オンプレミスにいつでも簡単に戻れる」という選択肢を持ったパブリッククラウドであれば、業務部門のユーザーに高い利便性を提供しつつ、IT部門はカバナンスを効かせることができる。斉藤氏は、こうしたクラウド実装のあり方こそ、「企業が本当に求めていたハイブリッドクラウドです」と語った。
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