3社座談会:フラッシュ技術とWindowsの融合が切り拓くストレージの新世界とは
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ようやく始まったストレージの新たな進化
高添氏:ここ数年でサーバの仮想化が進み、ネットワークもSDNによって新たな進化を始めています。しかし、ストレージだけ進化が止まっていました。ところが、ここにきてフラッシュ技術が登場し、ソフトウェアベースのストレージという概念が生まれ、ようやくストレージの新たな進化が始まったと感じています。
北川氏:データベースは、I/Oが最も影響を与えるソフトウェアです。データベースの効率化は、いかにI/Oを速くするかにあるからです。最近は、NoSQLのような簡易なデータストアも登場していますが、データの再利用性という点では、やはり、これまで長く使われてきたRDBMSに優るものはありません。これからもRDBMSを長く利用していくには、リレーショナルデータベースという構造的に変えられない部分を、ハードウェアで補っていくしかありません。
それには、高速なストレージが最も効果的です。たとえば、日本企業の多くは、バッチを手続き型で作成します。手続き型のバッチは作りやすく、確認も容易ですが、ストレージに対しては厳しい処理になります。しかし、フラッシュ・ストレージであれば、そうした処理にも十分対応できます。“速さは力”なのです。
原島氏:弊社にお声がけいただくお客さまの中でも、データ量の増加に伴ってバッチ処理を改善したいというニーズはかなり多いですね。また、仮想化の影響も大きいといえます。仮想化すると、1台のサーバからストレージに対してかなりのI/O負荷がかかります。そこで、フラッシュ・ストレージに注目されるお客さまが増えているのです。
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