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今、高速データ伝送が必要とされる理由
しかし、ビジネスのグローバル化により、そうはいかない状況が深刻化している。たとえば世界に拠点を持つ企業は、業務プロセスを世界規模で再配置している。製造業であれば、従来は設計を日本で行い、製造は東南アジアで行うといった状況から、世界中のどこででも設計が行われ、それを最適な場所で製造するといったことが一般化してきた。すると、3Dモデリングデータや高解像度画像、試作品動画などの大容量データが遠く離れたビジネス拠点に張り巡らされたネットワークの中を行き交うことになる。
多様な業界でオフショア開発も日常化している。日本とインドの間でテラバイト級のゲームアプリケーションデータが行ったり来たりする状況は、もはや奇異でも何でもない。
また、ここ数年のクラウドやモバイルの進展は、高速データ伝送のニーズをさらに加速している。ここに来て急速な変化を目の当たりにしているという、Skeedの代表取締役CEO 明石昌也氏は次のように語る。
「キーワードは、『グローバル』『クラウド』『モバイル』の3つです。クラウドの進展とともにデータセンターはインフラ競争力を高めるために基幹ネットワークの高速化に力を入れています。また、通信事業者や企業はモバイルの利便性を高めるために、さらなる通信の高速化を真剣に模索しています。グローバル化についても、かつてのように先進国のようなインフラの恵まれた市場だけでなく、新興国やフロンティアと呼ばれる、必ずしもインフラが整っていない国への進出を進めていることが背景にあります」(明石氏)
このように、グローバル・クラウド・モバイルの進展によって、さまざまなデータを、安心かつ安定した高速データ伝送のニーズが急速に高まっているのである。
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