早稲田大学教授 内田 和成氏が語る ユニクロとしまむらはなぜ成功しているのか?
自社だけの新しくユニークな“勝ちパターン”発見を
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
ミャンマーで発見したビジネスチャンス
「ビジネスモデルも実にユニークです。店頭に陳列されているのはすでに売約済みの車。顧客がそれを見て購入を決断し、価格の1/3を手付金として支払えば、同じ型の車を輸入して販売するのです」
これらを見て内田氏は、金融や自動車販売など新たなビジネスチャンスをミャンマーでいくつも見出すことができたという。
既存市場でも新しい戦いが可能
だが、これは何も内田氏が“さらなる成功のために新たな地平を求め続けよ”と主張しているのではない。既存市場でもいくらでも新しい戦いが可能だという。内田氏は人口ピラミッドグラフを示し、近年、日本の標準世帯人数が4人から、1人、2人規模へと変化していることを指摘した。今や1人世帯、2人世帯が6割を占める。こうした変化にも関わらず、多くの製品やサービスがいまだに4人世帯をターゲットにビジネスを展開している。高齢者など少人数世帯の生活者は、スーパーで販売されている商品が大きすぎるため、最近はコンビニで必要な分だけ購入するようになった。冷蔵庫なども日本のメーカーは利益率の観点から大容量製品を中心としており、少人数世帯向け製品は韓国製や中国製だ。
「自ら6割の市場を捨てているのが実情です。こうした変化をすばやく察して、少人数世帯に求められるもの、それでいながら採算のとれるものを開発するのが日本のメーカーの取り組むべき仕事ではないでしょうか」
意図せざる戦いが激化している
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!