消費税増税の対応に3つの大きな課題、複雑な増税に対応する会計システムとは?
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想像以上に大きい、消費税増税が企業に与えるインパクト
政治判断がどうなるかは不明だが、いずれにしても消費税の増税基調には変わりはなく、今後何かしらのタイミングで引き上げが行われるのは間違いなさそうだ。消費税増税は消費者にとって非常に関心のあるできごとだが、企業への影響も想像以上に大きいと、ミロク情報サービスの瀬戸谷 武志 氏は指摘する。
「たとえば、B2C業界では総額表示が原則ですが、消費税が変われば、価格表やカタログ、看板などもすべて書き換えなければなりません。より本質的なところでは、価格戦略そのものの見直しが必要です。税込1万9,800円で販売していた商品を値上げするのか、それとも現行価格を維持するのか。3%から5%に上がったときは、内容量の調整やコスト削減で乗り切る企業もありましたが、10%まで上がれば価格転嫁も考えざるをえないのではないでしょうか。」
こうした増税そのものの影響はもちろんあるが、瀬戸谷氏は実はもっと大きな影響として、3つのポイントがあると指摘する。それが「経過措置」と「段階的増税」、そして「軽減税率」だ。
消費税増税の対応に3つの大きな課題
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