【ベネッセ導入事例】一度挫折したCRM活用、失敗に学び顧客の声を活かすシステムへ
顧客の生の声を活かすには?
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“顧客の生の声”を正確に掴み、事業にフィードバックしていくことが重要
こうした各事業に対応するコールセンターの運営を行っているのが同社のカスタマーコミュニケーション部だ。顧客との直接的な接点を持つ部門であり、「顧客の声」(VOC:Voice Of Customer)を収集、分析する役割も担っている。
「お客様の生の声を聞くことができるのは、コールセンターにかかってくる電話が中心。それをどう活用し、事業に反映していくかが非常に重要な鍵を握ります」(北川氏)
同部署に所属するコールセンターは、東京/大阪/岡山/北九州の4か所にあり、合計席数は約950で窓口オペレーター数は常時2500名、入電件数は、年間で実に400万件以上にものぼる。400万件は膨大だが、コールセンターは人と人とのコミュニケーションであることを忘れてはいけないと北川氏は言う。
「例えばお客様が『分かりました』と言って電話を切られても、本当に理解していただけたのか、あるいは不承不承、分かったと言われたのかは、人にしか分かりません。後者の場合には不満として捉えるべきです。それをオペレーターがきちんと掴んで、事業にフィードバックできるようにしていくことが非常に大切だと考えています」(北川氏)
どん底の状況から失敗の教訓を活かし、VOC活動を改革
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