スマートデバイス活用でTV・Web会議システムはどう変わるのか？導入の最適解を探る
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TV会議システムあるいはWeb会議システムなどのVCS（Video Communication System）市場は堅実な成長を見せており、いま企業の注目度が高い分野の1つになっている。しかしVCSの利用形態はクローズドなケースが多く、まだオープンな利用までに至っていないのが実情だ。モバイル化が進み、スマートデバイスも浸透し始めた現在、パーソナル・テレプレゼンスを見据えたオープンなVCSの利用シーンが求められている。そのために必要なVCSとは一体どのようなものだろうか？
堅実な伸びを見せるVCS業界、次の課題はモバイル対応
VCS市場は毎年拡大の一途をたどっており、市場全体の伸びも順調に推移している。2015年にはTV会議システム市場は現在の約4割増の約300億円まで、Web会議システムは約2割増の35億円近くまで増えていくとの調査結果もある。また会議システムの導入状況について別視点から見ると、企業の40％以上がVCSを導入しており、その伸びはTV会議システムがやや優勢で、49.3％（4.5％増）に達している。しかし、多くの企業がVCSの持つポテンシャルを活かしきれていないようだ。というのも、現在のTV会議システムの利用形態は社内打ち合わせなどがメインになっており、あくまでクローズドなユースケースが多いからだ。
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