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  • 2013/01/31 掲載

失敗しないITプロジェクトの極意、ビジネスとシステムの溝を埋める「要求開発」を知る

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企業活動の生命線を握るようになった情報システム。しかし大々的なプロジェクトを組んで導入したにも関わらず、ビジネス環境などが変化した結果、現場でほとんど活用されなくなったシステムも多数存在している。結果、投下したコストはムダになり、競争力がそぎ落とされるという状況が生まれることになる。こうした失敗は、なぜ起きてしまうのか。また十分に利活用されるシステムを作り上げるためにはどうすればいいのか。これを考える上で必要となるのは、経営側からの要求と、システム開発における要件定義との間に存在するギャップを“穴埋め”するという視点だ。

ITプロジェクトが失敗する4つの理由

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ニッポンダイナミックシステムズ
事業推進ITサービス事業グループ
ビジネスアーキテクト
浅利智英氏
 数年前に行われたある調査によれば、最初に設定したQCD(=品質/コスト/納期)の目標値を順守できたITプロジェクトを成功したものと考えた時、その成功率は約3割に過ぎず、また失敗の主な要因は要件定義のフェーズに起因しているとの結果が出た。たとえば不明確な目的や要件定義、あるいは要求仕様の変更といった項目で、IT化によって何がしたいのかをはっきりさせないまま、ITプロジェクトに突入してしまったケースだ。

 ニッポンダイナミックシステムズの浅利智英氏は、現在の日本でよく行われるITプロジェクトの進め方にも問題があると指摘する。ユーザー企業から大手のシステムインテグレータに発注が行われ、そこからさらに小さなシステム開発会社へと仕事が流れるやり方だ。

「この場合、孫請けでプロジェクトに関わっている開発会社では、実際のお客さまであるユーザー企業の考えていることが分かりません。ユーザーのもともとのニーズを理解せずにシステムを開発するので、1つ上流のシステムインテグレータからこう作ってくださいと言われたものは何も考えずに作るしかありません。結果、実際にできあがったシステムとユーザーの意識との間には、大きなギャップが生じてしまう可能性も高くなるのです。」(浅利氏)

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