机上シミュレーションだけでは得られない、リアルタイム経営基盤の投資対効果を大検証
リアルタイム経営を支えるIT基盤構築の鍵
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激変する環境に柔軟に対応できるリアルタイム経営とは?
このような変化の時代において、従来どおりの守りの経営だけでは、数年後に生き残れるかどうかさえも疑わしい。現状維持は、企業価値を低下させ、未来を閉ざすことになりかねない。変化のスピードに柔軟に対応できる力こそが、企業の競争力の源泉として求められているおり、もはや企業自身が走りながら変わり続けていくことが、企業存続の条件と言っても過言ではない状況だ。
では、このような環境の変化に追随し、さらに近未来を先読みしながら、新たな価値を創造していくためにはどうしたらよいのだろうか? IT投資で解決したい企業の経営課題を調べると、いま一番重要視されているのが、業務や情報を迅速に把握するための「リアルタイム経営」であることがわかる(一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会「第18回企業IT動向調査2012」調べ)。
リアルタイム経営とは、経営者・管理者・現場担当者の立場で、いつでも見たいときに最新情報をすぐに取り出し、機会損失なく活用できる環境を示す。現場部門では、顧客や取引先、部門間の情報を把握して日々の業務を改善に活かせるだろう。また管理者側では、事業・部門にわたり戦略が順調に進んでいるか、KPIに対する予実を管理できる。そして経営者は、全社的な経営状況の見える化により、迅速かつ的確な経営判断を下せる。それが理想のイメージであろう(図1)。
そのためには、まず日々運用している身近な基幹系業務データをいかに活用するか、ということがキーポイントになる。たとえば最近よく耳にするビッグデータにまつわる話は、ソーシャルデータやセンサーデータなどの主に社外で増幅されるものだけとは限らない。自社の日々の業務において続々と集められ、蓄積されていく膨大なデータこそが、企業にとって”宝の山”となり、そこに新しい価値やサービス、さらに市場を創出する重要な金鉱が隠されているからだ。
とはいえ、このようなリアルタイム経営を実現することは容易ではない。複数拠点間の情報を常に収集しながら、集まったビッグデータを高速に処理しなければならない。なおかつ複雑なデータ分析を的確にこなすパフォーマンスも必要だ。最新テクノロジーにより、こうした要求にかなうIT製品も続々登場してきたが、いざリアルタイム経営基盤を構築しようとすると、一体どこから手をつけてよいのか分からないという向きもあるだろう。
また企業にとっては、このようなIT基盤への投資は、かなり負担の大きなものになることも否めない。そのため、やりたいという絵を描けても、なかなか動きだせないというのが実情だろう。「導入前に事前に定量的な効果を知りたい」「本当に費用に見合う効果が得られるのか、費用対効果を数字として知りたい」という声も多い。もし企業側で、こうしたシステムやアプリケーションを事前に検証できれば、このような心配も一挙に解消するわけだ。そこでいま注目を浴びているのが、概念実証「POC」(Proof Of Concept)によるアプローチなのである。
実データと業務アプリケーションを使ったPOCで、実ビジネスへのインパクトを大検証
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