待ったなしのグローバル進出。日本の製造業の強みを活かし世界で戦うためのシステムとは
日本の製造業のきめ細かさへの対応と、コストのバランスが決め手に
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ERPの必要性は中堅中小企業にも急速に浸透
「円高の影響により、国内で製造を続けるとコスト増につながってしまうため、コスト競争力が有利な海外の途上国に出てコストダウン化を試みるケースが目立っています。取引先の大手企業が海外に進出するため、それに合わせて中堅中小企業も一緒に海外に出ざるを得ないという事情もあるようです」と語るのは、製造業向けのソリューションを提供するリード・レックスの菅 岳大氏だ。
しかし、中堅中小の製造業が海外展開を成功させるためには、販売から調達、製造、納品まで組織全体を見える化し、ビジネスプロセスを管理・自動化できる専用のERPパッケージが必要不可欠なものになっているのだ。実際にERP導入の企業全体状況をみると、2002年には27%、2011年には55%まで伸びを示している(ERP研究推進フォーラム調べ)。ERPの必要性は、大企業のみならず、中堅中小企業にも急速に浸透し始めており、先の円高による影響もあって、海外進出を図る中堅中小企業も積極的にERPを導入するケースが多くなってきたようだ。
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