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  • 2012/01/26 掲載

【KOA事例】国産メインフレームから4255本のプログラムを全面移行、営業部員が気づかぬほどのスムーズさの秘訣とは?

KOA 経営管理イニシアティブ 情報システムセンター ゼネラルマネージャー 春日裕司氏

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長野県に本社を置く大手電子部品メーカーKOAでは、1969年から積み上げてきた膨大なデータ資産を、国産の汎用機からIBM Power Systemsへ全面移行を実施した。同社では移行対象となるシステムの性質や重要度によって、「標準化・統合化」と「差別化」というアプローチを使い分け、システム最適化の実現と、さまざまな変化に対応できる体制を構築することに成功したという。(2011年12月7日開催「お客様成功事例セミナーin大宮」より)

将来の成長とグローバル化へ向けてシステムのオープン化を決意

 KOAは、各種電子部品の開発・製造から販売までを自社で手がけ、国内の主要都市17か所に加え、米国、ドイツ、シンガポール他海外にも10拠点をグローバル展開する大手メーカーだ。同社では1969年にオフコンを導入以来、他社に先駆けてシステム化を進めてきたが、2000年頃からさまざまな問題が浮上してきた。

 2011年12月7日に開催された「お客様成功事例セミナーin大宮」で基調講演に登壇したKOAの春日裕司氏は、「長年にわたりCOBOLやFortranで開発されたメインフレームを利用してきましたが、事業の成長とともにデータトランザクションが増え、繰り返しの増設を余儀なくされていました。また、取引先に合わせた部分最適のシステムにも限界が見えていました。今後の成長を確実にするためには、それらの資産をオープン化することが不可欠だったのです」と切り出した。

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KOA
経営管理イニシアティブ 情報システムセンター
ゼネラルマネージャー
春日裕司氏
 オープン化に着手するにあたって、まず同社では米国のIBMにコンサルティングを依頼したという。それまで国内でのシステム構築の実績は豊富だが、海外での展開経験はなかったことから、刷新にあたってはグローバル化を視野に入れた戦略が必要との判断だった。

「ここでIBMから、まずロードマップを作るようにアドバイスを受けました。そこで社内で向こう3か年の計画を立て、具体的なアクションプランまでを細かく作って実行していったのですが、オープン化を進めるにつれてむしろ課題は増えていく方向にありました。」

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