うちの会社はやってる?独自調査から明らかになったコスト削減の死角
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盲点だったコスト削減策としてのFAX見直し
ではコストを削減できる施策は、本当にすべて尽きてしまったのであろうか? 日常業務のなかで思い起こして見ると、実は1つ残っているものがある。それがFAXだ。何を今さらと思われた方も多いだろうが、実際に先ごろソフトバンクビジネス+IT編集部が実施したアンケート調査によれば、過去3年間の間に見直した通信コストの項目で、FAXはもっとも低い結果となった(図1)。
しかし、これはある意味当然で、FAXの使用量や絶対額に占める割合から大きな盲点となり、従来までのコスト削減策の俎上にあがってこなかった原因になっているものと推測される。また、さかんにペーパーレス化といった言葉が飛び交うように、FAXはいずれなくなるというイメージを抱きがちだ。
では本当にFAXはなくなるのだろうか?調査では、FAXの必要性についても聞いたが、その結果によれば、「FAXは不可欠」(34.6%)、「あったほうがよい」(39.9%)を合わせると、実に一般企業に所属する人の7割以上がFAXは必要である、と回答している(図2)。
中堅中小・零細企業や工場などでは、まだOA化すら行われていないこともあり、こうした企業とのやり取りや特殊な拠点とのやり取りのためにもあらゆる企業にFAXは根強く残っているのが実情と言えよう。
では、実際にどういった業務でFAXは利用されているのだろうか。これについては「伝票処理・紙文書の共有」が圧倒的多数を占めており(図3)、FAXが多様な業務に必要なツールとして受け止められていることが調査結果から裏付けられる。
FAXが長期的に利用していくことが避けられないのであれば、仮に1日あたりの使用量は少なくても、見直しによるコスト削減効果は一考の価値があると言えそうだ。
FAX送信にかかる3つの大きなコストとは?
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